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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

900SS祭り最終号


二年に一度10月から11月末までに「SS車検祭り」があります。今年がその巡り年です。狙ってそうなったわけではないですが、なぜかそうなってますね(苦笑)。今年は合計5台のSS祭りでしたが最終号は 伊東二輪にて一番距離を乗っている 92 900SSくんです。
販売時は約11000kmでした。数回の車検を経て今回 5万キロを突破してきました。
それにしても車両の管理はよく、いつ見ても綺麗ですね。

このオーナー、乗り方が上手なのか 毎回走行距離のわりにクラッチが減ってない方です。初めてのクラッチフル交換も前回の車検時の4万キロ時だったので今回で約1万キロ乗ってきました。
この間 tetsuは一度もこの車両を触ってませんので当然クラッチ周りも見られてません。
普通 ノーメンテでここまで乗ってくると クラッチドライブプレートの外側のバリだったり、アウターバスケットの当たり面の段つきがひどくなるのですが.......
通常オイル伊東二輪に3000km毎のオイル交換に来ていただいた際に当方で販売した車両はもれなく タイベル点検調整とクラッチセミOHをするのでこちらでもその時の距離と状態を把握できるのですが(カルテをつけてますので)、このオーナーさんはご自分でオイル交換をしていますのでどうしてもなにか調子悪くないとお店に見せに来ないので 少し心配ではあるのですが.....実際それで以前にタイミングベルト周りで間一髪な事件もありましたので......


という心配もよそに、やはり乗り方が上手なのか 全く問題ない状態でしたね。
まぁ この方、乗るときは郊外にしか行かない方ですので それが一番の良い要因ですね。

その他今までに車検の度に色々と発覚することが多かった車両ですが、今回の車検では平穏な整備にて通すことができました......
と思ったのですが、思わぬところに落とし穴が。
車検でのヘッドライト検査にて光量にて落ちました。光軸は問題ないので ???です。ドカの900SS系はエンジン回転を3000rpmも上げていれば光量で落ちることはまずない車両なのですが.....
で、現場で少し考え「アース不良?」と思い ヘッドライト端子を見てみることに.....ソケットを取り外した時点で原因発覚です。

ヘッドライトとソケットの接点不良によりアース線の部分が溶けて朽ちていました。
接点がゆるくなっていて、振動で 接触不良から熱をもっていたのですね。
これでは しっかりしたアースが流れるわけもなく、抵抗になりっぱなしですね。
現場ではバイパスのアース線を引いて 難を逃れました。
新品のH4ソケット端子に組み替えて 元の明るさに戻りました。
最近 オイルの減りが早くなってきたようですが、この頃のドカの空冷は仕方ないですね。そのような方向でのエンジン製作な時代ですので。決して、それがネガなわけではないのでお間違いなく。まぁ 時期が来たら エンジンもやりましょう。
まだまだ元気に距離を刻んでください!!
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