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ドカの軽量クラッチレリース オイル漏れ


 ドカの中古車仕入れの際に 80%装着されている 社外品の「軽量クラッチレリース」。一般的にその油圧クラッチの重さに負けて クラッチの握りを軽くしたいオーナー様の為に 様々なメーカーから数種類のクラッチの握りの軽さになるものが販売されてます。軽量することのメリット、デメリットもありますがその事は今回は触れません。長くなるので(笑)。
で、どれも 期間は問わず 最終的にオイル漏れをしてきてしまいます。まぁ 工業生産品ですから。これは ノーマルでも同じことなのですが、長年見ていると ノーマルの方が耐久性はあると思います。2000年以前のレリースシリンダーは内部シールやピストンも交換できますので個人的に好感もてます。2001年以降のノーマルレリースは非分解式になってしまったのですがその分耐久性も上がったかとも感じました。
社外レリースはその使用頻度、クラッチの都度点検整備 での延命はあるようですが 同じメーカーの物でも 短距離で逝ってしまうのもあれば かなりの年月大丈夫な物もあります。更に 漏れやすいメーカーと漏れづらいメーカーもありますね。この場では言及しませんがね......
レリースシリンダーからの漏れは初期の微妙な量の場合、結構解らないことが多いです。

今回のパターンも 01M900ie にアエラの28mmレリースでしたが クラッチマスターシリンダーのオイルも見るほど減るわけでもなく たまたま他の整備をしていてtetsuが左ケース下部辺りがオイリーなのに気がついたことによります。
そもそも レリースシリンダーの装着部はフロントスプロケットハウジングの真正面に位置してますので 過酷な条件に設置されているとも言えます。まぁ そんなことはおかまいなしなのが ドカ流だったのでしょう。なんせ 91年から油圧クラッチ車に関してはこの位置は変わりませんでしたからね(一部の車両除く)。
この場合 レリースシリンダーを外してみると 大体解りますが、たまにプッシュロッド側のOリング(経年交換が必要です)が逝っていてエンジンオイルが廻ってきているなんてこともあります。ですので ここは 長年の経験と目視判断となります。tetsuが長年携わっている車両ですと いつどんなタイミングでどこの部分のOリング類の交換したかもカルテがありますので すぐに分るので より対応が早くできます。

今回は残念ながら レリース側が漏れてきてました。使用期間で 6年ほどですか。ひとまず ノーマルレリースシリンダーに戻して 最悪クラッチの重さに耐えられなかったら また軽量レリースにしましょう。
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