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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

自社号もこんな事に......

伊東二輪号のアドレスV100修理ネタです。tetsuは現在ではV125をメインに乗ってますが、V100も併用で自宅周辺号とたまの代車号と化してます。かれこれtetsuが所有して13年ほどになるCE11A最終型です。そろそろ5万キロに到達しそうですがまだまだ調子いいですね。
少し前から アクセル開け気味で走っていると なんとなく混合気が薄い感じがして よく走るのですけど、エンジンの回転の回り方が軽すぎる感じがあしてました。またたまに 高速域からアクセル戻しても回転が下がらないことも...... どこか二次エアを吸っている感じです。この距離走ってきてますので考えられる箇所は幾つかありますが なかなか見るヒマがありませんでした。
で、これとは他の 少し気になる症状がここ一週間出てきたので いい加減 全体的に見てみることに。
ここ一週間では停止時からの加速時に ドライブベルトが一瞬たわんで引っ張られるような(実際は内部でそのようになっていたら末期です.....あくまで感覚ですが)ショックが出ます。クラッチスプリングがおかしくなっていても似たような感じになります。とりあえず駆動系になにかしらの異常が出ているのは間違いありません。スクーターはベルト方式ですし構造が単純なだけに こうなっていても走れてしまっているので判断が難しいものですが。
で、閉店後 まずは二次エアの原因を究明します。これは当初の予想通りで的中でした。キャブレターを固定する二本のボルトのうち一本が脱落してありません。これはV100に限らずあらゆるスクーターで見てきた光景ですね。経年の振動でネジが緩んできてしまうのとそれに伴いマニホールドのキャブレター固定用のネジ山がバカになってきてしまうのですね。

↓が脱落してしまっている図(黄色四角印部分にボルトがないです)


↓がボルトを入れた正規な図
 
これで二次エアは解決。
次に駆動系のイヤなショックを見てみます。左のベルトカバーを外すと、なにか金色の細かい鉄粉がケース内にこびりついてます。「あ~、これですね」という感じですぐに解りました。

ウェイトローラが粉砕してます.....たぶん。と考えつつ、ドライブベルトを見ると もう内側にヒビが見受けられますね。ついでに交換します。まぁ もう駆動系は距離管理してましたので、どちらにしろもう1000キロ走ったら点検しようと思っていたので良かったです。
ドライブプーリ部もバラしてウェイトローラを見てみますと、予想外に 2個のウェイトローラが粉砕してました。その他の4個は減ってはいますけど大丈夫なのですがね....


前回にここのドライブプーリー周りは全て新品にしてあるし、それほど激しい走りをしているわけではないのですが。この事例もV100に限らず ある程度距離を走行してくるとある現象ですが、プーリ―全体が経年使用でガタや傷が増えて ウェイトローラの寿命を短くすることはあるのですが今回のようなtetsuみたいなパターンもたまに見ますのでこればかしはなんとも言えませんね。
言えるのは、原付スクーターは2ストの頃の駆動系の方が4ストより寿命が半分ほどな感じがします。勿論持ち主の走り方にもよりますがね。なので定期点検、交換が必須です。
プーリー内部もローラ作動部、ランププレート共に傷がついてましたが新品の手持ちもないので耐水ペーパーで修正してローラ、ベルトは全新品にして組み直しました。
ひとまず エンジンフィーリングも燃料の濃さが解るようになりトルクも出ましたし、駆動系も元の戻ったことで 停止加速は遅くなりましたが 低速から中速域のアクセルコントロールは断然楽になりましたね(これはウェイトローラの重さに密接に関係するので)。
大事になる前の点検、修理でよかったです。
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