ダンロップ⇒ピレリ
今回は ロッソ3を投入。 ピレリの中では 一番オールラウンドで なんでもこなせる万能タイヤです。正直 ドライグリップで優位に立つ ロッソコルサ2と被るところもありますし。
つくばかさん含め 昔のトラスト時代からのtetsuご推奨の流れで「男は黙ってダンロップ」というのが 広まっており かなりの確率で皆さん ダンロップ派だったのです。tetsuも レーサー時代では チームサポートでダンロップもBSさんの時もあり、90年代でのBOTTでは雇われライダーだったため そのショップ意向で Miさんも履いてましたが レース当初から履いていた ダンロップの「コントロール性」が一番印象が良かったです。なので、全日本引退後 996Rで趣味のレースに転じた時は しばらくはダンロップを選んでました。
しかし、時が過ぎ 時代は「溝付きレーシングタイヤ」の戦国時代に突入。そこで一世を風靡する ピレリのディアブロスーパーコルサが世に出るわけです。あまりにもレースでの活躍と周りのインプレ状況が良かったこと。また その当時 モリワキさんが 長年のダンロップからピレリに転身したのはtetsu的に衝撃的で、しかもその年のST600クラスのチャンピオンになったのを受け「これは一回履いてみよう」と思い tetsuも試したわけです。
この時の印象は忘れません。その性能は 目をつむったら レーシングスリックタイヤでしたよ。溝が入っているのに なぜこの剛性感? と思うくらい。それでいてコントロール性はダンロップに似た傾向で。おかげで 筑波のタイムも 996Rでスリックで出したその時のベスト付近まで出ましたし。しかしそれ以上に驚いたのは、タイヤライフです。溝が入っているのにも関わらず ダンロッスリックよりかなり持ちました。それまでは 通例 溝が入っている方が やはりライフは短くなる印象でした。溝のない ダンロップスリックでも つくば30分の走行 全開で行くと 右サイドは終わります。大排気量向けのタイヤは高いので おいそれとタイヤ交換できませんので そうそう全開では走れませんし、スリックなら125時代からやっていた 「逆履き」もやり ライフを伸ばした使い方でした。この点、125時代後期に使用していたBSさんは コントロール性は好みではなかったですが ライフに関しては ダンロップさんより数段よく 夏場のレースは助けられましたね。
ピレリのディアブロスーパーコルサは 「ダンロップのコントロール性」と「BSのタイヤライフの良さ」を両方兼ね備えた タイヤだったのです。これで一気に tetsuは 自分のドカに使用するタイヤは ピレリとなったわけで、以降 サーキットは スーパーコルサ。 公道は ロッソコルサで落ち着いてます。
そんな事や つくばかさんの周辺もピレリ移行があるのを受け興味もあったつくばかさんも今回 使ってみようかとなったわけです。
あ、tetsuは ピレリ信者ではありませんので。あくまで 一バイク屋 公平立場での感想です。
オンロードもオフロードも タイヤは相性なので、人がイイと言っても自分には合わないのも当然あります。好みも分かれるのは事実です。プラシーボ効果も大きいですが タイヤの空気圧でも随分印象変わりますので 色々やってみて 良き相性だといいですね。
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