カブ50 75ccボアアップ
先週の原付dayの主役は なにげに伊東二輪主力のスーパーカブネタ(笑)。で以前からもちょくちょくやります 75ccボアアップ。キタコさんのキットを使って キャブもマフラーもノーマルでそれほど 必要部品としてお金をかけずできるのでお手軽ですし 耐久性もありますので一押しです。
で、そんな以前のブログネタを読んでのご依頼のお客様でした。ありがとうございます!
2000年頃のノーマル カブ50さん。どこぞの納屋に放置されていたものを譲っていただいたようです。外観それなりにヤレてますが しっかりしている状態でしたので問題なく乗って行けるでしょう。
開ける前も距離なりな打音がするエンジンでしたが 約2万キロの間の使われ方が不明なエンジンです。で、バラしていきまして気が付いたことが。
このエンジン一度開けてますな。そんな事を確認しながらあっという間にバラしまして ピストンを見たところ、オイルリングもしっかりしていてオイル吹き抜けも少ないようで2万キロの割に全体はキレイでした.....やはり交換してます。
しかし、なぜか ピストン 向かって吸気側の側面に中程度の傷発見。
軽く焼き付いてますね。オイル少な目で激しく乗ったのか......
ピストンピンはそれほど苦労せず抜けたので 一安心です。
しかしピストンピンもオイル少な目だった影響か 軽く焼き色がついてますね。
この頃のカブ系のエンジンは オイル少な目で負担をかけ続けた乗り方していると このピン部が焼き付くのが一番多いパターンです。よってその場合 ピストンが首をふれなくなり 最後はクランクコンロッドが逝くという 悲惨な結末になります......
「オイルが無くても走る」という伝説は 6Vのカブまででしょうかね。
12Vのカブはちゃんとオイルないと壊れますのでお間違いなく.....
本題戻りまして、シリンダー側を見ると ピストンと同じように縦傷がついてますね。
おそらくですが、一度軽く焼き付いたエンジンを修復した際 シリンダーのみ交換しなかったのではという感じです。
どちらにしろ今回の作業で ピストンもシリンダーもオール新品になりますので一石二鳥です。
一度バラしたエンジンでしたのでいつもこの手の作業で一番時間がかかるガスケット剥がしもすんなり剥がせて 今回の作業能率は非常に良かったです。
ボアアップと共に お手軽二次減速比変更も推奨して行いました。
勿論 合法 排気量変更にて黄色ナンバーです。
ナラシをしっかりして 楽しくカブライフしてください。
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