アドレスV125 ステムベアリング交換
タイヤ交換でお預かりの際にtetsuが発見したパターン。結構 こういうパターンは多いですね。
スクーターはセンタースタンドがありますのでフロント上げてあげると ほぼ解りやすいです。
ハンドルセンターから左右に数度切った際に「カクっ」とハンドルに引っかかりがあったりしてしまうのはNGで ステムベアリングがダメな典型です。
こうなっていると 真っすぐ走るのも 変に車体がヨーイングしたりしてそれを修正しながら乗るのでかなり腕が疲れるはずです。また交差点等 小さく曲がる際も自然にハンドルが切れませんので やはり腕に変な力が入りますね。
で、V125の場合 フロントフォークが簡単に下に抜けないので このようにステムに装着されたまま抜きます。ま、この状態でステムのベアリングレースは抜けるのでいいのですが。
フレーム側のレースの近影ですが グリスがカピカピで一部段差も出てましたね。
当該車両は 2010年製 19000km走行でしたが この辺りの整備が必要になるのも使用環境や使い方と車体個体差でもありますので 適正交換時期というのがないので 難しいですが。
エンデューロ車両のように定期グリスアップが延命ではベストなのですが 一般車両の場合 整備性がいいわけではないので ここまでバラしたら 全交換しておくほうが吉だとも思います。
部品代自体はそう高くないので。
なので スクーター等は 今回のように 症状が出てからでもいいでしょうが 安全性の面で、ヒドくなる前に交換が望ましいですね。
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