アドレス110 新車 納車整備
新車のスズキ アドレス110をお買い上げいただきました納車整備です。今まで乗ってきたV100が 経年による老化で色々不具合も出てきての入れ替えとなります。
リヤBOX等今まで装着してきたものも移植しておりますが、新車の納車整備も車種により色々ですが 基本的に走行状態ではメーカーより配送されてませんので勿論 走行可能状態にするのが目的です。あわせて メーカーさんの最終チェックにより各部 OKとされてますが やはり足回り等のボルト類の締め付け点検はいたします。
更に tetsuの場合、メーカーや車種によって要注意点を設けておりまして その部分は一度ボルト類を外して 再度規定トルクで締め付けております。
大抵のメーカーで制作されている新車の車両の各部ボルト類は オーバートルク気味で締結されていることが多いです。それと 特にスズキ車に昔多かったのは 緩み止めのため強度が強すぎるネジロック剤のおかげで 後に外そうとして 固着して破壊しないと外せなくなる箇所も ありまして......
代表的なのは ブレーキローター取り付けボルト、オフ車等のリヤスプロケット取り付けボルト等 よく泣かされました(泣) 新車から一度も取り外してない物はほぼ確実に普通ではとれませんでした。
今回も110のフロントブレーキディスクはホイールに直付けだったので(V100、125は貫通ボルトなので裏側にナットがあるので問題ないです) この部分は4本ボルト全部取り外し 再度固着防止コンパウンドを塗り再締め付けとなりました。
ネジロック剤が赤でメーカー変えたか 中強度ほどの物に変わったのか(昔はスズキさんは青を使ってましたね)。ついでにキャリパーブラケット取り付けボルトも同様な作業をしておきます。また スクーターのリヤタイヤ交換の際に取り外すマフラーの取り付けボルトもなにも塗られてないことが大多数です。この部分も熱を帯びますので 過大トルクで締め付けられすぎているとエンジン側にカジってしまって後に大変な思いをすることになるのを ホンダさんの一部の車両で体験しておりますので ここも固着防止対策しておきます。
と、意外と 新車も手放しで納車整備するわけではない事例でした。
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