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JEC東日本エンデューロ選手権第2戦



先週末に参戦してきたレース模様です。
MFJ管轄の 公認レースとなる JEC(ジャパンエンデューロチャンピオンシップ)主催となる 「東日本選手権」の第二戦となります。
tetsu昨年から参戦している 「オンタイムエンデューロ」となります。
因みにまだ第一戦はやっておらずこちらは緊急事態宣言の影響で本来3月開催だったものが延期となり5月。それが更に延期となり 8月開催となったため 第二戦が先に来てしまったのです。
第二戦も変更はあり、本来は群馬県長野原町で公道交えた オンタイムエンデューロとなる予定でしたがこちらもコロナ影響で当初の開催地でのレース進行が難しくなったため 成田MXパークにて開催となりました。第一戦がそもそも成田MXパークなので 2戦連続 成田となります。(tetsuは5月のハッピーから3戦連続です)

昨年は後半戦 二戦を左手首骨折のため参戦できずでしたので 久しぶりのオンタイムレースで楽しみでした......しかし!! 天気予報は無情にも 雨予報。しかも 先週はほぼほぼ毎日 雨が降り続いたっていう..... マディ苦手のtetsuに 神様は試練を与えているのだと言い聞かせて ポジティブに行ってきましたよ(苦笑)。
因みに 今年は KTM125EXCを主力マシンとして投入しておりますが 3月の勝沼といい まだ激マディでのレースしかやってないんですけどね.......

そして今回のコースマップはこれ......

黒い線がルート①、ルート②。青い線が テスト区間となります。

だったのですが レース前日の土曜日、下見の時に なんかコーステープの張り方に違和感があり 走行中のコースマーシャルに聞いたら 大雨の影響で コース変更になるとのこと。
結局 前半のルート①が全カット。2.6kmのテストも中盤の鴨池側が全てカットとなり約1km減くらいなのか。救いは 後半のルート②側はそこそこ使用するようだったので ただのテストグルグルレースよりは良かったかなとも思いました。

下見してNBルートは 基本的に超難所はないのですが テスト区間では 安全マージンを削ってでもタイムを出すのが優先なので そこが難しいところ。今回のような激マディだと尚更 攻めどころが難しいのです。そのテスト区間には タナガレ逆走も入っており ここは難しそう....と思っていたら当日 エスケープラインが設けられてラッキーでした。とはいえ全員ラッキーでもあるのか(笑)。でも速い人は 本ルートを走破してもタイムあまり変わらず出しているようだったので恐ろしいです。


超難所がないと明記しましたがそれでもルート内のウッズ丸太辺りは後半は ラインによっては掘れてしまって ヌタヌタの重い泥が出てきて 躊躇していると ハマって押し出せなくなる局面もあったり その先の2way丸太も 初めからどちらも下が掘れて深い水溜まりができていて 丸太を越す際に必然的に下が掘れていき レース後半はスタック車を出すことを想定しているいやらし~構成でした。

しかも 雨なので丸太も角度によって滑りまくるので スタック車続出すると....って考えると自分がそこでのたうち回っている構図が想像してしまうので 考えませんでした(笑)。
まぁ、オンタイムエンデューロは ルートでの走破力も試されるので必然的にスピードを出さずとも疲れさせることにもなります。その疲れがある中で テストでは集中して攻める必要があります。そして 一番の要は 一周を決められた時間内で終始 周回しなければいけないことですね。

そしてレース本番。
朝一で車検終了と同時にパルクフェルメ(車体保管所)に置いておきます。
ひとたび預けたら スタートまで触れません。今回はおよそ スタートまで約 1時間ほど。

時間がきたら順次 パルクフェルメより押し出してきて 自分のタイムスタートまで待ちます。
基本的に同一時間を走るのは3台づつ。なので途中 何事もなければこの3台はレース終了まで同じ時間帯に周回することになります。
スタート合図があってからエンジンスタート。
この時点からもルール上のペナルティに注意が必要です。
合図前にエンジンスタートするといきなり1分加算です。そして エンジンスタートから1分以内に自力で20m進まないと 10秒加算されます。
なので車体のコンディション管理も大事です。

tetsu号は 向かって左、ゼッケン507番です。
一周の決められた時間を守るのがオンタイムエンデューロの基本中の基本。そしてテストで全周回の総合タイムが速い者順に順位がつきます。これに 早着、遅着 他 諸ペナルティ時間が加算されたものが 最終結果となります。
昨年の成田でやはり雨レースで一周目に悪夢の漬物ハマりがあり 「7分遅着」があったのは苦い思い出です。でもそれも経験。 とはいえ今回はルートがそれほど厳しくなかったのとタイム設定も毎周 8分ほど残るくらいで周回できたので結果的には余裕でもあったのですがね。
今回は 一周目のみ 28分。以降 25分でのタイム設定でした。


そして一周目のテスト区間はタイム計測ないので所謂 下見走行です。ここで色々チャレンジラインを攻めてみるのもよし、当初予定通りのラインをそこそこ攻めて 基本的タイムと路面状況を把握するのもよし 各自の思惑で走ります。

オンタイムは一周ごとに自分のトランポエリアに帰ってこれます。時間に余裕があれば車体を洗車したりセッティング変更、修理も可能です。ただし ライダーのみしか車体に触れないというのもオンタイムならではです。

tetsuはゴーグル、グローブを交換して次周に入りました。以降 毎回ゴーグルの表面を洗って 扇風機で極力乾かす作戦で最後までゴーグルが使えたのはマディレースでも助かりました。

 
自分の時間に近づいたら タイムチェックポイント前で待機して 順番を待ちます。タイムカードをオフィシャルに渡してタイムを記入してもらいスタートしていきます。

そして二週目からはテストの計測開始です。NBは 全周回5週、内4周が計測です。
tetsu テストは計測3周目に 3コーナー目の鋭角ターンの下りでフロント切れ込ませてこのレース唯一の転倒を喫してしまいました。ただ 今回もハンドルから手を離さず クラッチ切っての転倒でエンジンも止まらずだったので実質 10秒ほどの影響だった感じでしたので 自分のレース結果順位には反映されてないですがね(苦笑)。125EXCはキックしかないので再スタートでてこずると大変です。でも逆に車体が軽いので今回も引き起こすまでは早かったので一長一短ですがね......オンタイムはこの数秒の積み重ねでの総合結果なのでやはり転倒は悪ですね。
でも実は 計測2周目もテスト途中のチョイ下りでリヤブレーキを強く踏み過ぎて エンストさせてしまったというのは 内緒です(笑)。ここはキックでロスりましたね(反省)。

因みに下の写真、テスト中の丸太連続区間を走り抜けているところですが フロントフォークがほぼほぼ沈んでいる瞬間の状態にtetsu驚きました。

タイヤとフェンダーの間がロードバイク並みくらいしかないですよね(汗)。
ジャンプしているわけでもないのにこれだけ作動しているのです。
これでも本人、フルボトム感なしで走ってますので。
エンデューロレーサーのサスは偉いですわ(笑)。

レース後半は雨足も強くなってきました。

最終週の後半ルートも轍や掘れた路面で苦戦しているライダーもいながら 上手く回避して 遅着なしの完走。

結果は 56台参戦中 33位。大きなトラブルはなかったものの 残念ながら平均以下な結果でした。
正式結果は ⇒ 東日本エンデューロ選手権第二戦 リザルト
ま、レースは自分の現状立ち位置を教えてもらえるので 今後も日々精進するのみです!!

泥レースな中の大会運営の方々並びに 参加者の方々お疲れ様でした!!
また大会オフィシャルフォトを使用させていただきました。カメラマンさんありがとうございました!!
また次回 8月8日 成田で! 次はフルドライがいいなぁ~~~(願)

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アドレスV125S FIエラー修理のはずが.... 後編

前オーナーがワンオーナーとはいえ整備状況も不明なようだったし通勤使用なので駆動系は状態確認だけでも診ておきましょうということで左ベルトカバー開けましたところ......


一見なんともないように見えますが ①ベルト亀裂入り始め ダメ ②ドライブプーリーボスにガタ&プーリー段付き摩耗 そして一番酷かったのが ③ ドリブンプーリーの3個ある作動ピンの部分が全て割れて半分飛び出た状態でした(汗)

これ随分前からなっていたと推測されるヤレ方でした。

写真中心部がピンをカバーする外側が亀裂から割れてしまっているところ。こうなると ドリブンプーリーが加減速時にまともに動かないため 必然的にドライブベルトにも負担になります。
まぁ 当該車両 6万キロ越え車両なので この部分が新車そのままできていてもおかしくもないですがね。

今回見ておいて本当に良かったと思います。
昔V125ではないですがドリブンプーリーが走行中に破損してエンジンケース本体を突き破ってしまったお客さまがいらしたので..... 勿論どうすることもできませんので 廃車でした。

こうなってきた場合、特に低速~中間加減速時にアクセルに対して スピードの乗りがついてこない事が諸症状でしてそれが どんどん悪化してきます。ですので なんか違和感感じたら 要注意です。
スクーター系のこの辺の交換目安は 約5万キロ前後って感じです。乗り手の走らせ方、走る環境で大幅に消耗度も変わってきますので。
この部分 特にドリブン側オール交換となるとそこそこの金額しますが、通勤スペシャルな方々は早めの対処をすることをお勧めします。
結果、駆動系 オール交換にて見違える走りになり FIエラー消灯も含め ウエさんも大変喜ばれていました。これで オイル交換のみしっかりしてやればV125系はまだまだエンジン走りますよ!

アドレスV125S FIエラー修理のはずが.....前編

スペイシー125で定期的に修理依頼されていたお客様 ウエさんが知人から譲ってもらった スズキ アドレスV125Sに乗り換えての修理入庫です。譲渡後 一度 テールランプ球切れでご来店時にエンジン始動後も FIランプが消灯していないことにtetsu気が付き そのまま放置はよろしくないことをお伝えしました。現オーナー ウエさん曰く 前オーナーが「誤作動で点灯している」という説明でそのまま譲り受けたらしい(汗)
なにゆえ「誤作動」と断定していたのかは不明ですが 兎に角 ウエさんに車体状況を説明して一度 診断してみることに。ま、FIランプ点いていてもエンジン始動して走れているので まだ大事なことではないと推測します(どこかのセンサーが怪しいパターンです)。

で、FIエラーチェッカーでV125系は現在エラーも過去エラーも診れますので順に見てみましたところ 吸気温度センサーに異常がある模様。過去エラーもそれしかないので 逆にそれ以外のエラーはないというのも悩まずに助かりました。
で、吸気温度センサーの状態を見てみようと接続カプラを抜いた時点である程度判明。

カプラ根本で断線していました。写真で分かりづらいですが 一本は完璧断線。もう一本も被覆剥がれて断線寸前でしたね。

この部分はメインワイヤーハーネスの一部なので修理となると通常 メインハーネス交換となります(汗)。とはいえ たかだかこの部位のトラブルだけでのハーネス交換なんて考えたくもないので(ハーネス高額だしそもそも作業が猛烈大変) 配線延長させての修理ということにしました。
なんとか カプラ部に残った配線から新たな配線を延長することができました。これで 再度エンジン始動、見事にFIエラーは消えました。過去エラーも消して ここは一見落着。

でしたが この後 駆動系の点検で思わぬ展開になります。

後編へ

たいやき

先日 お客様のTodayのタイヤ交換をした際に お客様が引きとり時に お茶菓子として 差し入れていただきました「たいやき」。

tetsu 久しぶりに「たいやき」を食す機会でした。
疲れた時の一服に 甘い物はいいですよね。
大変 美味しくいただきました! 仕事に益々ヤル気が出ます(笑)!

以前から 伊東二輪、色々なお客様からこういった頂き物を頂戴してばかりですが この場を借りて あらためて 皆さまにお礼を申し上げます。
いつも ありがとうございます!!

TW225 チェーン、スプロケ交換&イレギュラー

何回か登場している だーやまさんのTW225くん。既に7万6千キロ走ってますが 乗り手がいいのでまだまだ元気。乗り方も安定志向なので 駆動系も持ちますが そうは言っても消耗品。
前後スプロケ、チェーンと交換です。


そして TWは 毎回 「ちと面倒」なのがフロント側なんです。フロントスプロケット部のカバーは エンジン左のジェネレーターカバーと繋がっているため ここ全部外さないといけません.....
何が面倒かって エンジンオイルが入っているので都度抜かなければだし ガスケット剥がしもあるしです。
「右に倒して作業すればオイル抜かなくてもいい」って言わないでね(苦笑)。それはエンデューロレースや現地で必要な突貫作業の時ね。それにTWは オイル量 約1Lですしね。これが3Lとか高級オイル入っているならtetsu自分のなら 迷わず右側にバイク倒して作業ですがね(笑)。

TWは何故そんな風になっているのかというと このカバー内にオイル流路があって フロントスプロケットのミッション軸、所謂 カンウターシャフトのオイル流路がこのカバー側にある仕組みになってます。リヤタイヤが太いため カウンターシャフトからスプロケットまでの取り出し幅を長くしなければ(ようはオフセット)いけなかったため カウンターシャフトに負担がかかるからなのでしょうか。
無事 作業完了して 気持ちよく納車!!

と思いきや 引きとり時にまさかの セル始動できない?
実は今回 バッテリーも交換したのですが しばらくバッテリーが弱い間はキック始動(TWはキック、セル両方 標準装備の優れもの!)してまして 久しぶりのセル使用でしたが、tetsuが作業時に交換して3回テスト始動させた時には問題なく動いていたのですがね(汗)
で、ざっと見て行って結論的に スタータリレー不良と断定。

しばらくセル始動させてなくて リレーがボケてしまったのでしょうね。ま、これも様々な車種で色々なパターンで壊れる部品ですのでしょうがないです。しかし 何故このタイミングで?!ってことも多いですが......
大抵 ダメになりたては ドライバーの柄とかで叩いたりすれば作動するのですが 今回はピクリとも復活しなかったですね。
TWはまだキックあるから良かったですがね。
後日 こちらも交換となりました。
今年は どこかに「バイクのある風景」撮りに行けるといいですね。