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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

久しぶりに楽しい林道中 前編

先月23日に 約一年ぶりの林道中に行きました。

参加者もtetsu含め5名と ほどよい人数での道中でした。

午前6時30分頃に中央道 双葉SAで4人は待ち合わせ。残り一人は山梨在住のため 目的地の諏訪南のコンビニで7時30分頃待ち合わせ。

今回の参加者。
tetsu=KTM690 ENDURO R、Yossy=セロー250、F本=DRZ400S、Oクマ=XR600、S部長=ハスクバーナ701 ENDURO の5台。
なんと うち 3台が600ccオーバーのビッグオフローダー という異色の参加車種でしたが(苦笑)。


今回お初の OクマさんXR600は ブランクありながらの昔は エンデューロにラリーにと勤しんでいた強者さん。
旧来のお知り合いもその手の関係者さん達で そんなお仲間から数年前に現 XR600を譲ってもらった経緯。ひょんなご依頼からこのXR600をtetsuが診てからの お付き合いです。

今年 山梨に引っ越されても 今回のお誘いに快く参加していただきました。
今回 tetsuも初めて一緒に走りましたが ブランクを感じさせない 流石の体力、走りでした。
なんというか 「なにも考えずに突っ込む」が正解かのような力強い走りでしたね(笑)。
因みに OクマさんのXR600は前期型のいわゆる「ジャジャ馬」的要素が強く、キャブも有名な張り付くキャブなのでアクセルも重いしそのおかげでパーシャルも許さないような凶暴車両なんです(苦笑)。そんな車両を 一見普通に駆っておりましたのがやはり印象的でした。

さて、今回の林道中も以前から行っている諏訪南南方辺りの林道群。
東京人が 一日 林道堪能しようと思うとこの辺まで来ないと無理なんです。
あ、伊東二輪林道部は アタックは嫌いなのでそのような林道群にはいきません。
やっぱり 爽快に走りたいので(心境的に)。tetsuはエンデューロレースやるようになってより林道ではこの気持ちが強くなりましたね。

最初の丸金林道は結構な急坂で登る 路面も荒れた林道。
いつも定番の朝一にしてその日一番 ツライ(であろう)林道となりますが 一日前の雨の影響もあって 石が顔を出している路面では 結構滑って 一旦停止すると再発進が難しいような路面でした。
しかし こんな路面でも 前後アナーキーワイルドを入れたOクマ XR600はタイヤで難義しながらも 無転倒で走破してきましたよ。

あ、因みに 今回の参加車両で唯一 セルなし キックオンリー車両でしたので より体力も必要としたはずです(苦笑)。
実際 道中途中辺りからは「XRにセル付けたい」と無理な事を言っておりました(笑)。
ま、気持ちは ひじょ~~~~に 解りますが(笑)。
でも XR600は空冷エンジンもあり、車体も250ccくらいの小柄な車体に相まって 軽いのが良い点ですよ。燃費は比べ物にならないくらい 690のインジェクションの方が良いですがね(苦笑)。

道中戻りまして、その後 ツラツラフラット気味の林道と舗装路を繋げて行き 次の予定の長めの林道へ。

以前に一度進入してその時はピストン林道でしたが、今回 別情報でその林道が最後まで抜けていることを知り 走破してみようと思い 進入してみました。
入口が分かりやすいのですが 途中分岐が幾つかあり 最初は間違えて 最後 道がなくなるところまで行ってしまいました。


その後 戻って 正規のルートに入ってしばらく行って分岐で止まっていると tetsuの後ろ S部長以外が来ません。
3分ほど待っても来ないので なにかあったと思い戻ると 先の分岐からちょっと進んだ直線でヘルメット取ったOクマさんがXRにうなだれてもたれてました。


「???なにがあったん?」って聞いたら どうも分岐から再発進してすぐのところでフロント滑らせてあっという間に転倒してと。その後 再始動できずに 疲れたところにtetsu戻って来た模様(汗)。と 疲れた笑顔で説明してくれました。

丁度傾斜路面だったので キックし易いもう少し下のフラット気味なところまで下して、tetsuが代わってXRをキックしましたら 2発目で無事始動成功。
やはりキック車は体力と 少しの根性でしょうか(苦笑)。Oクマさんは再始動時の鬼キックで若干体力が削がれていたのでしょう。 でも まだ再始動性がいい車両の方だと感じましたのでその辺も助かりましたが。

ここで 休憩をしながら その後の予定ルートと時間を考え この林道はここで止めて 戻ることに。どちらにしろその先が更に 狭く急坂になりつつ最後はつづら折れになることを想定すると まだ見ぬ路面ルートなので結構な時間を費やす可能性もあったので......
ま、3人がビッグオフローダなのもネックと考えてでした。
全員セローだったら迷わず行きましたがね(笑)。

その後また舗装路をしばらく移動して ここ数年行ってなかった キャンプ場方面の林道に行ってみました。
が、ここで問題が。ここ数年で知らぬ間に 林道入口近辺に大きな砂防ダムが出来ていて 元々の入り口が無くなってしまっていたのです!(泣)。
と諦めかけたのですがひとまず周辺を探ろうと走り出すと 数10メーター走った先に 開いているゲートを発見。舗装でしたが 入ってみると 入って左側が即 林道に。右が舗装路のまま山に向かっておりました。見た目的に 「左が 元々の林道かな?」と思いそちらを選択。(後にこれは間違いでした(笑))。
そちらに侵入していくとすぐに バイク丈くらいある藪漕ぎ状態に突入(汗)。とはいえ 長年の経験で その先に道が続いていることは確認できたので部員他の了承を得て 突き進むことに。
この時点で ここは全くの「廃道」と断定できますが それでも進む バカ林道部(笑)。
藪漕ぎを500mほど進むと少しづつ 道が開けてきて 左右の分岐に出ました。
右は先の分岐から続く舗装路面に繋がっている模様。
左はそのまま林道だったので左側を選択。しかし ここを数キロ行くと行き止まりに。
その途中も以前とが違った景観な感じもして ここは間違いと思い Uターン。

先の分岐の舗装路側に出て 山側方面に入って行くとほどなくして林道が出現。こちらが正解でした。
が、入ってすぐに 更に問題発生!
今回一回目の 「イベント発生」です(笑)。

道全体に 木が倒れ込んでいるではないですか~~~~(驚)
しかもその手前には20cmほどの丸太が横たわっているし?!


しかしよく見てみると 人海戦術を駆使すれば バイク一台は通れそうな空間を発見。
こんな時は人数いると なにかと便利(笑)。

イメージは丸太越えしてすぐに車体左に傾けて倒木をくぐるというのが正解ですか。

 
tetsu690EDRは 車高高いうえにミラーも折りたためないので 若干苦労しましたがこのイメージで無事 クリア。
続く S部長 701もミラー含め 車体が高いのと tetsu号より重いのもあり 木をくぐるのに難儀しましたが それでもバイクを斜めにしてクリアOK。他車両はより車高が低かったので難なくクリアでした。

ここをクリアした先で一旦休憩。



その後 進んで行くと 更に第二の「イベント発生」。
 

こちらは最初のイベントより 難所化しておりましたが S部長の隠し武器のおかげと皆のヤル気で 無事通り抜けられることに(笑)。


この時は 「流石 部長!」と皆で褒めました(爆)




この林道 数年前通った時と大きく変わって ほぼ廃道化進行中な感じとなってました。

途中の路面も草生え放題で路面が見えないほどでしたので.....
途中の倒木も除去しない方向性だと 来年は本格的に廃道となってしまうでしょう(悲)。



そんな不穏な路面を探りながら走破して最終的に 予定通りのキャンプ場手前に出ることができました。そこから下界に降りて 丁度 12時手前でしたので お昼ご飯に。


こちら方面で定番のいつもの 馬刺しが一押しの食事処に行きました。
天気予報が今一だったこともあるのか 珍しく先客も少なく 即 入店できました。
今回も 美味しい馬刺し定食を堪能して 午後の部へ。


後編へ

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超久しぶりの林道中は やっぱり楽しかった。

ここ3年ほど 新型コロナの影響で ツーリング自体を自粛しておりましたが 昨今のコロナ対策の緩和を見て 超久しぶりに お客様と林道中に行ってまいりました。

最期に行ったのが 丁度2019年の夏の スーパー林道中だったので 約3年になろうかというくらいです。
その後 エンデューロレースのみになってしまった林道部員もいますが 一般林道ライダーも健在なわけでして 今回もそんな行けそうな方々をお誘いしてみて 久しぶりの長野に日帰り林道中行ってきました。

かき集めると tetsu含め 8名ほどになりますが 今回は突然の企画だった割に参戦表明したのは 当初は 6人。
しかし 当日 残念ながら2人は急用ができて 4人での林道中となりました。

朝6時30分に 中央道 双葉SAで待ち合わせ。
各車両の巡行スピードが違うのであえて 遠い方での待ち合わせです。


CRM250ARの「魚雷号」を引き継いだ シモンくんとは初めて一緒に走ります。

昨年BETAのクロストレイナーでエンデューロデビューもしている若手なのですが イケイケのようで真面目でもある 現代っ子かな?(笑)。

Oた先生は tetsuがやめろと言っていたのに「一度は乗りたい」という本人の意志から昨年納めた KTM250EXC-F エンデューロレーサーで初 林道中..... ちょっと心配。



そして もう一人は 常連 Yossyくん、今回はtetsuが車両を貸してあげての参戦。久しぶりの林道を楽しんでおりました。


朝一の林道 入ってすぐから Oた先生は「つかれた~」を連発(笑)。
その後昼飯 挟んで 後半戦でも休憩の度に 「つかれた~」を発声..... 結局 一日中 何度言った事か(笑)。でも 最後までちゃんと走っていたので許しましょう(笑)。


前半戦で道間違えての 作業道での結構な ツルツル登り(落ち葉が全面濡れていて大変でした)でOたくん 力尽きて倒れるの図。





結局 ここはtetsu代走で登りましたが その後が更に険しくなったので回避となりました。
でも こういうプチイベントも時間食われますが 少しくらい林道中にあると楽しいものです。

その後シモンくんが アスファルトでスリップダウンとかプチ事件もありましたが なんとか無事にみなお昼ご飯にオンタイムで到着です。

お昼は これまた久しぶりの 馬刺し定食を食しました。

店主おススメの地元のワサビをチョイと載せて 好みでにんにく醤油かショウガ醤油で食します。
久しぶりの美味しさに涙しましたさ。

後半戦も Oた先生は Uターンでも押しを入れて 「疲れた~」を連発(笑)。


その傍らでは 久しぶりに アマガエルを見ましたよ。K主任の天敵ですな(苦笑)。



そんなOた先生を気遣って 休憩多めに入れながらも 日の入りも遅いことから 昔と同様 午後5時くらいまで走りまわっておりました。


帰りは醜い渋滞も回避するため 双葉SAで夜ご飯&ダベりまくりで渋滞皆無で帰りました。

ここしばらく オフはエンデューロレースばかりでしたので 普通の林道中も楽しいものでした。
今回行けなかったメンツの方々も次回の林道中は来れるといいですね。

スーパー林道中2018 三日目 後編

残るは 本目標の真昼岳林道。この時点で 午後2時。お昼を食べて最後の目標に。ここで ミヤ君とはお別れへと。林道では690乗るのがツラそうでしたが 舗装路はなんとか乗れるようで。それにお昼ご飯食べたら少し落ち着いたらしく 一見なんともなさそうなふるまいでした。すぐに高速乗れる位置でしたのでここから690でも それほど足に負担にはならないのが良かったですが。
お昼休憩中に朝 先に帰路についたO氏から 高速SAで車両のオイル量確認したところ オイルが少ないとの事。朝も本人には説明しておいたのですが、本来なら 色々な意味で下道で帰った方が良かったのですが高速使用で帰っていたので オイル入手の問題があります。SAで入手するしかないので 途中足し足し行くしかないですね。ある程度東京まで近くなったら 任意保険のレッカー技が良かったのですが、O氏は長年かけていた保険の内容をちゃんと見ていなかったため 今では普通に付帯する「レッカーサービス」がついてなかったというオチがこの時発覚。これは本人の対応不足なので結局どう帰るかは本人次第でした.... ま、結果 無事家まで辿り着けたのですがね......


別れ際にミヤ君が撮ってくれました。
悪いの~~、一緒に帰れないが、頑張って独りで帰るんだよ(苦笑)的な.....事は 微塵も思ってないtetsuの後ろ姿です。気持ちは真昼岳へです!(笑)



この後 ミヤくんは足の腫れを落ち着かせるために 温泉旅館に一泊して帰ったそうです。
なので東京戻ってきたのは 我々より一日遅かったっていう....それなら 途中の林道に寄ってくればよかったのに.....な~んて 足がそんな状態なので無理でしたね....


ということで、参加部員5人が3人になってしまった スーパー林道中。ここから5キロほどで 最後の真昼岳林道です。岩手県からまた秋田県に越境する林道で 日本海側に向かって行きますのでこの後の帰路の関係上 この林道往復してきます。片道 25キロほどなので約50キロとなります。ここはtetsuが林道駆け出しのころ(2001年頃)に林道師匠の魚雷隊長と 来たはいいが 諸事情により峠越えまでも行けなかった林道で なぜかずっとtetsuの中で引っかかって林道でした。数年来どうしても走破したかった林道だったのです。
本当は 魚雷隊長も引き連れてきたかったですがね.....

で、進入直前にS部長号にもトラブル発覚。テールランプ周りを装着してあるリヤフェンダーの取り付けボルトが3個中 2個が脱落しておりました。超 グラグラでした(汗)。そのまま行っていたら 間違いなく テールランプ吊り下げ粉砕の刑でしたよ~(怖)。ボルトは tetsuの手持ちのボルトで止めれましたが一か所はOKでしたがもう一か所が受けがどうかなっているようで無理にネジを入れるようになってしまう状態だったためこちらは無理せず、ステンレスワイヤリング固定&ここでも活躍の フジくん愛用のバンテージにてグルグル固定で。いや~これ毎回この手のトラブルにすぐにフジくんが出してくれて対応してもらえるので助かりますよ~(感謝)

バンテージも何気に丈夫で この時点でフジくんの固定したキャリアも全然OKでしたしね。

そして いざ突入。途中 方向が分からない分岐等もありながら 徐々に山を登って行きます。峠越えなのですが 一山超えるイメージと相まって 高度が上がって行くに連れて景観も変わっていく様がありありと分かる林道でした。路面は以前のイメージと同じく 基本的に大きな球石が多く 非常にコントロールが難しい箇所だらけで 決して楽しい林道とは言えなかったですが その分 走りごたえはありましたね。「山を越えてます!」というのが分かりやすい林道でしたね。

峠超えるところには そこそこの駐車スペースが。ココ見るとキレイな路面ですが途中路面が球石ゴロゴロなので ここまで来るのも相応の車両(ジムニー等のようなクロカン系)でないとスタックして登ってこれないと思うのですがね。この先が秋田県側です。


秋田県側の最後は直線ダートで終わります。そこでしばし休憩して なんの余韻もなく(笑) 岩手県側に戻ります。



秋田県側はなかなかスリリングで 高度を上げた辺りは そこそこの直線⇒ヘアピン⇒直線という連続となっていてその先が一応 石の防壁?があるのですが その先 即 崖へと。写真のような高さなのでオフ車は余裕で乗り越えます(苦笑)。 この辺りも球石多数なので 往路の際に下りでいい気になってぶっ飛ばした時には 止まり切れなくて結構怖かったですね。

そして真昼岳も岩手県側後半に差し掛かかったところで tetsu号に異変が!どこぞのコーナーのギャップに乗っかった直後に 「シュー~~~~~」っていう音がどこかからか聞こえてきます。「?パンク?いや もっと上の後ろから聞こえる」と思って停止してみました。降りかえってみたら 左後ろにくくりつけていた パーツクリーナーからでした。缶の側面に小さな穴が開いた模様でそこから噴き出している音でした。「ここまでありがとう!」と言いながら 缶を潰して 再度同じところに積んで帰ります。勿論処分は帰ってからですね。

この後 林道も終わる頃  最後の力でいい気になったペースで走っていたtetsuは左コーナーで大きくリヤアウトして「おぉ 最後に転倒か~?!」って思ったら 立てなおったのは良かったですが 向いた方向に 50cmくらいの大岩が(汗怖!) が間一髪それを回避して停止することが出来ました。後ろ走っていたS部長も ぶつかったと思ったようでした。最後の最後にヤラかさなくて本当に良かったですよ。(汗汗汗)

そして無事最終日程を終えて帰路に着きます。この時点で 午後 5時30分。かなり陽も陰っていました(何気に8月は日没は早くなってますので)。
高速乗る前に真昼岳前でも寄ったガススタにて空気入れていきます。

S部長はここから 福島寄ってそこで置いてあるトランポにバイク積んで そのまま新潟からフェリーで北海道ツーリングに行きます。長期休暇ならではの技でしょうが、流石 タフネス 部長でした笑)。
秋田自動車道の湯田から乗り 東北道で一路東京へ! 約600キロ帰ります。


結局ここから途中福島まで S部長と同行でしたが最終的東京までの帰路は、tetsuとフジくん二人での即日弾丸帰宅となりました。

て、言いながら 途中走るのに飽きて 1時間ほどSAでウダウダしてましたがね。東京着いたのは真夜中 2時。

で、後日談。

このSAでフジくんと会話している時に 左小指が痛かった話に。見て診ると その時点でかなり小指周辺(手の甲まで)腫れてました。本人的には走りに支障が出るほどではなかったのですが、後日病院行ったら 「小指折れてます」診断と....(汗) その指でよくぞ 最後の球石ゴロゴロの真昼岳林道を走破しました。フジくんの折れた小指は 結局 要手術となってしまったため 2018年締めの林道中は不参加となった 可哀そうな後日談でした。

ミヤ君はただの打撲。O氏の690は左エンジンカバー交換。tetsu号はブレーキペダル交換。S部長は北海道もあのままテーピングで行っての 帰ってきて本来のボルトで固定修理と 皆 今では現状復帰してます。勿論 フジくんもリハビリを経て完治しております。


↓ S部長ヘルメット

という2018年のスーパー林道中の模様でした。
毎日事件、全員にトラブルありましたが皆なんとか自力帰没できましたので 結果オーライですかな。

2泊以上あるとかなり余裕で行動できるはずですが、その分欲張ってしましますね(笑)。
久しぶりに東北 秋田方面まで足を延ばしましたが、やっぱりこっちの林道はどこも楽しいですね。
まだまだ探索するところはありますし!

さて 林道部の皆さん、2019年はどうしますかね?

スーパー林道中2018 三日目 前編



で、前回のアップから間空きましたが、最終日3日目です。
事件がありすぎて前編、後編わけます(苦笑)

この日は最終目的地の 秋田県の真昼岳林道目指すため まだここから 200kmほど北上していきます。勿論 その間にも数個の林道を交えていきます。

朝出発の際 ホテルの駐車場で荷造りをしているときに トラブル発見。

O氏の690ENDUROの下に オイル痕のようなものが..... 手で触ってみると、やはりオイルです。

下からエンジン下部を覗き込んだらフレーム下部を覆っている樹脂ガード左下部に大きな傷がついてました。そのガードをつたってオイルが垂れている模様でした。ヒドク漏れている感じでもないので、ひとまず そばのガススタで燃料入れて すぐのコンビニでみて診ることに。



樹脂ガード外してみたら エンジン左下部がオイルまみれです。よく見ると 左エンジンカバー下部、丁度樹脂ガードの大きな傷の上にあたる部分に 数か所クラックが入っていました(汗)。本人は身に覚えがないと言っていましたが、どう考えても前日の後半の林道でヤラかしているはずです。かなりの大きな岩にヒットしていないとこうはならないでしょう。跳ね石ごときでは.....そうでなければ前日の走行中に既にオイルが漏れてきていたはずなので......


ここで初日にtetsuのブーツを修理するために買ったパーツクリーナーとペーパーウェスが役に立ちました。時間があれば近くのホームセンター(やはりコメリか)を探して応急修理できるもので直すところですが まだ本日の先の予定もあるのと この状態ならヒドイ漏れではないのでオイル量だけ気にしていれば走って帰れそうでしたので 出来る範囲の応急処置だけして、残念ながら O氏とはここでお別れとしました。まぁ 元々本人は翌日の仕事の事を考えて 最終日は最初の林道だけ走って 先に解散する予定だったのでそれほど変わらないのですが。



O氏と別れ 数キロ走ってこの日の一本目の林道へ。ここでの写真はないですが 後続 フジ氏DRZが一度転んだらしいのですが この転倒が帰路後の悲劇につながっていたとは......

その次の林道は地図には載ってませんでしたが 事前に地図を見ながらなんとなく「ここ林道じゃね?」って感じで入っていったのが正解でなかなか長い林道でしたね。途中 分岐がどちらの方向か分からなかったのですが、偶然そこに居合わせた地元のジムニーさんに正解方向を教えてもらい無駄足を踏まず助かりました。

この林道を出てからは 国道398号を北上、栗駒山をかすめて更に 国道342号で北上!この間 舗装路を約60キロ移動でしたが その間にあった信号 一つ。追いついた車が なんと 1台!っていう。しかも そこそこの中高速ワインディングの連続もありで超快適移動でした。ドカなどの大型バイクで走ったら楽しそうでしたね。

次の林道入る前に休憩。ここでは元気なミヤくん690ENDURO Rでしたが......

そして、3本目の林道は秋田県から岩手県の県境を越える 南本内林道へと。この林道が今回一番 路面の荒れ度合と合わせ 路面が川になっていた林道でしたね。適度に荒れていて緊張感もあり楽しかったですが ここでミヤくんに痛い事件が。



地図上では18kmほどある林道。進入当初は 少し岩がゴロゴロ系な感じでしたが数キロしないうちに荒れてきて 次第に川路面と化していきました。今回は道中の林道、濡れてないところはないくらい 随所に水が流れてましたね。途中では 通過路面を見極めないとハマッてしまいそうな部分もあり この間で後続とも離れていってしまいました。tetsuとS部長が先行してしまい 後半辺りに入った辺りで 後続を待つことに。 しかし 5分ほど待っていても一向に来る気配がしません。これはなにかありました。

ということで二人で狭い林道をUターン。としばらく戻っていくと 下ってくるミヤくんに遭遇。しばらくして フジくんも。話を聞くと、ミヤくんが大転倒して 右膝を強打したらしくしばらく動けなかったとのこと。なにやら脇の石に気が付かなくて 人間だけ前に飛ばされて、まんまと膝プロテクターの無い部分を打ったという....なんともツイてない......

↓その直後の写真& 赤矢印な石が要因かと.....




690の重さが負担になりそうだったので、ひとまず休めそうなところまで 一番楽そうな車両に ミヤくんを載せることに。tetsu号、フジ号はどちらも大きく 重いので必然的にS部長CRMということに。S部長に690を乗って行ってもらうことに。

途中の渓流の橋辺りから路面も安定してフラットになってきたので ここで休憩。ミヤくんは大分痛いようでしたが 心は折れてませんでしたね。とはいえ この先残りの行程を行くのもこの足では無理ですので ここで無念の離脱決定へと。 

ミヤくんには悪いですが、この渓流はキレイでしたね(笑)。


後編に続く

スーパー林道中2018 二日目

2日目です。

この日は 山形蔵王から 西に移動して宮城県に入った辺りからひたすら北上していき 宮城県北部の鳴子温泉まで目指します。この間に かなりの林道群があるため、この日は かなりの林道三昧になる予定。しかし 予定の全部は走破できないと考えていたので(どこも一度も通ったことない場所なので) 後半は押せ押せになりそうです。

この日は 9時30分~10時で 道中途中の林道入口で ミヤ君KTM690EDRと合流します。

ミヤ君は前日まで仕事で 朝そのまま合流するのは体力的にツライとのことで 夜のうちに郡山で一泊して朝現地に来ます。高速から降りて比較的 合流しやすそうな場所を指定しました。
朝8時には出発したいところでしたが用意や清算で時間をとられ9時前に出発となってしましました。この日は朝から天気は良く 暑過ぎなければ林道日和です。

宿を出て ミヤ君との合流場所まで 30キロほどあります。この移動間に 短いですが2本林道がありそれも探索していきました。入口が今一分からなくて 少し迷いましたが どちらもクリア 先を急ぎます。

なんやかんや ミヤくんと合流できたのは 10時30分。既に 時間が押している感じ。

ミヤくんは待っている間 「俺のマシンはカッコイイ!!」とばかりに自分のバイクの写真をいっぱい撮ってました(笑)。なのでその写真 見てやってください!今回のツーリング前に装着したアドベンチャースタイルガードがこの後 フルに役に立つとはまだ本人は知りませんが(苦笑)。



5台となり出発。 順調よく走ってましたが ここでtetsuの荷物が落ちるハプニングが。メインで縛っているゴムロープのフックが壊れて外れてしまいました。メインの他にサブのツーリングネットがあったのでなんとか車体にはぶらさがってましたが 荷物の一部が後輪に当たり ドライバッグの一部が溶けて穴が開いてしまいました。このドライバッグはこのツーリングで終了です(泣)。その間 他のメンバーも 装備状態確認。いつも「荷物は落とさぬように!」と言っていたtetsu自ら 反省でした。tetsuは予備のゴムロープで縛り直して再出発です。
それにしてもいい天気でした。





しばらく行くと 二股になってます。 左が下り、右がやや登り。

野生の勘で 「右」と判断 そちらに行ってみました。

が!どんどん行くと 路面も結構荒れて 細くなっていき 最後は 「行き止まり」となってしまいました。

先ほどの正解は 「左」でした。狭い路面の中Uターンして戻ります。「後ろが来ないな~」なんてササくんと止まって待ってましたが、この間 ミヤくんが一度転倒しておりました。ゴメンなさいね~。


その後すんなりと走破して すぐ次の林道に。今回 tetsuの 道中散策の中で外せないランクの上位に入れてあった 「定義林道」に行ってみます。東北の林道ライダーの一部には有名な 定義林道。この定義林道、約15キロ走った先は 横川林道と言う林道に接続していてこちらが 約18キロ。そしてその道は 定義林道の入口からちょい先に戻って来れるという 素晴らしいルート。.......なのですが、事前情報から 横川林道の入口(今回は出口側に位置する)は 強固なゲートで封鎖されていて出れないということ。しかも 横川側は路面も結構荒れている模様。 最悪 もう一度 横川林道~定義林道へと戻って来なければいけないので かなりの時間ロスです。ということで 今回は 定義林道のみ往復ということにしました。

 

走破してみて 高低差、路面の変化等含め 皆同じ意見で 非常に楽しい林道でした。この近くにはこの辺で有名な 「定義如来」。それと「定義とうふ店」があり ここから20キロも走れば 仙台市内という立地。ミヤ君は 「仙台に移住したい!」とまで言ってました(笑)。

因みに この間で途中 Oたくんがオーバーランにて斜面に刺さっているのに気が付かず、そのままその横を走り過ぎて行ったのは ミヤくんでした(笑)。

この後 前述した 横川林道の入口前も通ったので状況確認。御覧の通り 強固なゲートでした(泣)。


この時点で 午後1時前。少し時間が押してますが お昼ご飯を食べなければです。ついでにガス給油もあるので 仙台市内の方に向かって降りていきました。途中良さげな 仙台名物牛タンも食せる定食屋さんを発見して入店したのですが 待っている人が多くて時間もかかりそうでしたので、その先のコンビニでのお昼となりました(この時はひもじかったなぁ~)。

逆にお昼時間を短縮しての後半戦へ。ガスを入れて この後 弾丸走行にて 北上していきます。

この間に 今回屈指の林道群があり それを可能な限り 網羅していく予定ですが.......

この地点から 2日目の宿の鳴子温泉まで 直線距離で約 70キロ。しかし 地図上で空計算しても 林道を普通に走っていっただけでも 「70キロ以上」は走れる計算なので 実際は倍ほど走る計算になります。ということで 走れるだけ走って 後半は捨てる林道もありということで。

この間走った林道は 入り組んでいる事もあり 途中からどこをどう走っているのか分からなくなってきて 結果オーライ的な走行でした。途中キャンプ場もあったりして車も往来できることもあってか比較的走りやすい区間でしたが 兎に角 枝道等の方向がわからない!! 

そんな途中で フジくんDRZ400に問題発覚!リヤキャリアの土台(基礎)の溶接部から割れてしまって 左右の留めてるボルトのみでの固定になってしまっていたっていう。

状態は写真参照(笑)。
 

こんな状態だったので 林道ではバッタンバッタンしていたのですね。早期発見で良かったです。

バッタンバッタンしなければいいので ひとまずフジくん得意のバンデージテープにてリヤフェンダーとグルグル巻きにして固定。これで気を付けていれば 道中帰りまではOKでしょう。実際この後に確認しても全く問題ありませんでした。

後半付近の別れ道で 午後4時。 このまま道を探しながら進むのは時間オーバーになりそうでしたので もう少し走れそうな部分を切り捨て 一度舗装路に出て 2日目最後の林道を目指します。
これくらいの時間だと空はまだ明るい青空ですが 林道内はかなり暗いのです。


最後の林道も入口を見つけるのに苦労しましたが Oたくんのガラケーナビが役に立ち 無事 入口発見。この最後の林道を出てすぐが 鳴子温泉。


無事 午後6時過ぎに 二日目の宿に到着で~す。

ここまでは大きなトラブルもなく 進んできましたが、波乱の3日目に.......
向けてかは知らないみんなは(飲めないミヤくん除く)その晩 90分飲み放題にしたのは当たり前!!(笑)。

3日目に続く