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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

ST50 DAX 改 キック修理


こちらは tetsuがノービスレーサー当時からの 28年来 盟友兼 常連様の ニシモくんのDAX。古い方の ST50ベースの改造車です。トラスト時代に購入いただいた車両です。長年 日々の通勤仕様で乗ってましたが 「てっつぁ~ん (泣)キックがプラプラになったぁ!」との連絡が。話を聞いていると キックは出来るけど 定位置に戻って来なくて プラプラだと。推測できるのは キックのリターンのスプリングが折れたっぽいのですが 開けて見てみないとです。
という連絡が来たのが 昨年の暮れのことでしたが そこから本人も忙しく ひとまずエンジンかかるから使っていたようですが 流石に 直したいと思い 持ってきました。

DAXはカブ系のエンジンです。モンキー他含め 右のカバー内にキックスタータの構造部は入ってますが、そこを開けるのに エンジン下部に装着されているメインステップのバーを取り外さないと開けれません。

ということでお立ち台に登っていただき タイダウン直立固定での作業です。

右カバー開けましたら カバー内から「カラン」となにか部品が落ちてきました(汗)


この破片でした。相手側のキックスタータ部を見てみますと なにか破損しておりますな。
キックスタータリターンのストッパでした。当初 ここに引っかかっているスプリングが折れたと推測でしたがその相手側が割れたのが原因でした。




違う角度から見ると綺麗に三分割に割れたようです。
リターンスプリングは見た目問題ないですが経年使用歴も考えこれも交換へ。



全部かけらもあり 右カバー内の内部フィルターにも経年のスラッジくらいで大きな破片は回ってないようでしたので良かったです。

当該車両の年式のST50のパーツリストは持ってましたのでその部品番号でこの部分の部品を発注しましたが全て何事もなくすぐに入荷しましたね。流石、カブ系エンジン。部品に関してはこの手の車種だけはホンダさん いいね!

部品を組み付けキックも元に戻りました。ついでに依頼されたリヤタイヤ交換もこの手のDAX、モンキー系で なにかと苦労するこの当時の合わせホイールと格闘しながら無事交換。また日々の通勤に使ってやってください。
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400SS 左ハンドルスイッチ国産化&オフ車化?!


一見 普通のツーリング仕様の 400SS初期型さんっぽいですよね。以前も当ブログで紹介した この車両でキャンプ道具フル装備にてキャンプに行く スミさん号です。今回は この当時のSS系にありがちな『ウィンカースイッチのノブ折れ』となってしまった修理.....と、以前 リヤタイヤ交換で入れた ピレリの スコーピオンラリーSTRのフロントのサイズが昨年暮れ販売されたので そちらの交換も依頼です。



まずは 左ウインカースイッチ。これは既にノブが折れてしまってますが 白い部分、スイッチ押すところを押せるように自作加工したtetsuの貸し出し用スイッチです。一度 これを,貸出し走れるようにしておりました。これも折れた時そうでしたが、スミさんのも 根元から折れてしまってほぼ押せない状態でしたので。

因みに ノーマルの姿がこちら。↓



で、なんで折れてしまうかと言うと この当時のSS系は「どう考えても折れるだろう!!」的構造になっていて、 プッシュキャンセルの押し込むリーチが長い上に この部分の材質が 樹脂でできているからなのですね。なので なにかの拍子に上下への力が加わると 折れてしまうのです。tetsu家の900SSも折れましたし、他歴代 数台折れてしまいました。対応としては 二択で ノーマル主義で部品交換(新品はまだ入手できますが意外と高い)か 国産等の他車の物に変換交換してしまうかです。中古で入庫した車両でもたまに国産化してある車両があるくらいです。おススメはやはり後者なのですが、丸ごと配線を組み替え(というか 結構大掛かりに 改造)作業となりますので 実際の部品代と交換工賃との合算は ノーマルで治すのと大差ないですね。要は ノーマル見栄えか操作性と今後のノブ折れ対策かってところでしょうか。今回は 国産スイッチ化となりました。tetsuは以前から数台この作業はしましたが歴代 ホンダの部品を使ってますので 配線の色も特定しやすいので今回もそちらに。


交換後はこちら。すっきりして 普通っぽくなってしまいましたが 操作性はバツグンです。
あ、余談ですが キャブ モンスターや916系以降はこのスイッチではなく いわゆる 国産っぽい造りに変更となったものが装着されてますので ノブ折れは皆無です。

次にフロントタイヤ交換ですが、その時に発覚した フロントフォークオイル漏れ!ヒドク漏れていたのは左側でしたが 経年考えて両方シール交換。なんせ 5万キロですが 2万キロ代からtetsuが見てきましたが一度もフォークはバラしてませんでしたのでね。フォーク周り作業はいつも流れ作業で手がオイルまみれになるので写真がありません。


で、この手の車両に入れると イカつさが目立つ スコーピオンラリーSTR装着の図。
この部分だけ見ると 「どこの林道行くの?」ですね(笑)。

はい完成全体図です。


この翌日 早速 キャンプに行ったはずです。(笑)

RG125


本来なら伊東二輪では この年代の車両は取り扱わないのですが、トラスト時代のハーレー乗りの アツシくんよりの緊急困った依頼で入庫作業となりました。アツシくんは伊東二輪開店時に数人のハーレー仲間と共に お祝いの品を頂きました。しかも 当該車両も右サイドカバーに伊東二輪のステッカーを貼ってくれてます....重ね重ねありがとうございます。
で、最近人から譲り受けた不動車、 珍しい スズキRG125くん。歴代 DIYでレストアされていた感があり 車体はキレイでしたが 怪しい部分も多々あり.....しかも RG125自体 tetsuも現車見たのは初めてかな....1978年辺りの車両です。ウチでは診ない方針ながらも 上記のお付き合いもありますので エンジン始動までの事や諸々の相談をされていたので言える範囲の助言はさせていただきました。で、見事 本人 不動だった車両を自力でエンジン始動まで漕ぎつけたまでは良かったですが....
数回テストがてら走行していて こともあろうに伊東二輪に向かう途中で後輪パンク。任意保険もファミリーバイク特約でしたし他のレッカー付属サービスにも入ってませんでしたので お助け依頼によりtetsuがレッカー引き上げ行きました。結局 タイヤも本人はゆくゆくは交換しようと思っていたようなので 前後タイヤ交換依頼となりましたので その部分だけはという条件で交換依頼 承りました。(それでも 作業途中 なにかあっても保証できないのがこの手の旧車です)
前後共 タイヤは 昔あったのであろう 「三ツ星」製のタイヤ。tetsuは知りませんでしたが 自転車のタイヤメーカーさん? かなり当時物なのは間違いないです。パンク自体の原因も中のチューブ自体も相当の年数の物による劣化パンクでした。タイヤのサイズもあまり選択肢がなく 無難にカッコもグリップもいい ダンロップのTT100GPに交換。チューブ、リムバンドもすべて交換です。

これまた 後輪外すのに そのままではアクスルシャフトが抜けなくて苦労が要しましたが(本来はおそらく左マフラー外すのか....) 何とか無事交換。その時に発覚した恐るべき 後輪スポークのインチキ修復を発見して それを発見していたら リヤのタイヤ交換は考えていたところです.....
エンジンからもクランク音が出ているので 「パイィ~~ン!!」って行ったら 「カキーーン」って焼き付きそうです......(汗) あまり無理なく ちょろちょろと近所を走るのはいいでしょうが、本人の野望は 『奥多摩周遊走る!』らしいので 帰ってこれればラッキーですか.... その時は気を付けて ミッションコンプリートしてほしいものです。(ほどほどにね....)



あ、ご当地 ナンバー紹介にもご協力いただきました。今回は 国立市ナンバー。国立の旧駅舎がモチーフの可愛らしいナンバーです。当該車両は 125ccですので 元々 ピンクナンバーなので 似合ってますね。車両の古さと相まって イイ感じです。

996R修理しなければツーリング行けませんので.....


他の作業をほったらかしてるわけではないのでお許しを.....
修理車の部品待ち等と外の大荒れ天気のおかげで 夕方辺りから 自分号 996Rくんの修理をさせてもらいました。昨年の6月のツーリング以降走らせてませんでした。なかなか時間とヤル気がないと出来なかったので 走れるしと思い昨年から騙してツーリング連れていっていたのですが流石に ここで直しておかないと面倒な事になりますので.....
ま、昨年後半の二回のツーリングは検証用車両のFZ1フェザーを使用しましたが そのまま継続して使用し続けると 個人的見解では人間が楽を覚えてしまいますので(笑) まだそれには早い歳だと思い 楽さを捨てて 苦行に戻ります(爆)。ま、それ以上に自分の手足のように走る 知りえた長年の愛機ですので やはりたまのツーリングはこいつで行かないとですね。
ということで 新車から17年で初の交換となる 水タンク&シフトリターンスプリングを交換するのですが 触りはじめると それ以外にもやっておきたい箇所や野望が出てきて 終わらなくなりそうで怖い...... とりあえず 最低でもツーリングに走れるように戻さなきゃです。なんせFZ1は車検切れましたからね(笑)。あ、必殺のオフ車参戦という手もありましたね......(ニヤリ)

KTM690ENDURO 車検他  其の二


クラッチマスターシリンダーのOHも依頼です。当該車両は約1万キロ前に一度作業しているのですが、また最近 クラッチレバーの根元にクラッチオイルが溜まるようになっていました。この年式のKTMはクラッチフルードが通常のブレーキオイルと同じ グリコール系の物ではなく ミネラルオイル指定となっているので要注意なのですが 他のオイルを入れた事もないので なにかしらダストを巻き込んでの事なのか。どちらにしろ ピストンセットで交換です。



クラッチレバーを外した図ですが結構漏れてますね。ピストンを外してみても大きな傷等 異常はマスター内部の壁面にはありませんでした。また抜いたピストンシールの状態を見ても こちらもなにかネガになるような部分は見当たらなかったので ひとまず新品交換にて経過観察となりました。

他一通り 整備もして 基本的な部分はOK。引き続き元気に林道行ってください。あ、街乗り車両はなにか考えてくださいね。