V100の逆襲......
当店最長老の11万9千キロV100さんがとうとうヤバくなった模様.....本当に12万キロ目前に....
で、症状はここ一週間で段々とアイドリングできなくなり 坂道も力がないとのこと。
う～む、駆動系がダメで 力がなくなるのはありますが。
アイドリングできなきなるというのは別のお話しですので.....キャブや吸気系に難ありか、排気系は昨年マフラー新品ですしそれはないでしょうから.....残るは現実的に そろそろエンジン来ちゃったかな～..... 確かに最近 エンジン音はウルさめではありましたが、距離を考えればそんなものかなっと。
で、オーナーさんは少しでも延命できればということですが、実物拝見した時点で 確信になりました。エンジン圧縮がありません！ キックがスカスカでした。試しに、右の強制空冷ファンのカバー外して手でファンを回すと「クルクル」楽勝で回ってしまいます。正常な圧縮がありますと、そんなにクルクルは回せませんので。
試しに、エンジンかけようとすると普通ではかけれません。アクセル開け気味にするとなんとかかけれます。ヒドイ異音自体はしてませんがアクセルのツキもモタ～っとしてますね。
確実になにかがエンジン側で起こっています。２ストは一次圧縮、と二次圧縮というのがあり 一次圧縮側に問題ありますとまずエンジンかかりません。今回 かろじてエンジン始動しますのでピストン周りより上に問題ありと思います。兎に角バラしてみないとですね。
オーナーさんとディスカッションの結果、tetsuの判断にて ピストン周りだけで修理可能なら修理する方向ということで（少しクランク、シリンダーに難ありでもということです。）。
早速シリンダーをはぐってみましたら....... おぉ～～～～！
ピストンセンター部が経年使用により溶け凹んでおり、その中心 数センチに渡り クラックが入ってました～！
これ写真では解らないですが、中心 約2mm 穴が開いてます。
よくこれでエンジンかかって走ってこれたものです。
もう少しでピストン頭部粉砕でしたね。（汗）
逆に ピストンサイドやシリンダー、クランクに問題はありませんでした。流石 オーナーさんが激しく使用していない証です。
ということで、ピストン周りだけ交換で復活させますよ～！
あ～、今度から冗談でも 言うのは止めようと思いました！
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