TS185 腰上修理 其の一
この度 オーナー様のミスで 走行中に2ストオイルを切らしてしまい 焼き付いてしまった案件修理依頼でした(泣)。オーナー様もバイク経験も豊富で この手の車両を知らないわけではなかったのですが 忘れてしまっていたんですね。
とはいえ 当該車両、浜松製作車なので 全て 新品部品で入手できます。 問題なく修理可能なので 前向きに考えましょう。
それほどスピードは出してなかったようで 徐々にエンジンストール後 2ストオイルがないのに気が付いて そこで補充。空クランキングからエンジン再スタートしてご自宅までは自走してしまったとのこと。エンジン始動可能でも それ相応のダメージがあるのは確かです。オイルポンプのエア抜きをしなかったのもいけませんが......
ということでまずは 腰上はぐってみます。
ピストン アチャ~~~~
予想通り 吸気側はダメダメです。ピストンリングもセカンド側はカジってしまってました。
こちらは排気側。まだマシですが 一か所 深い傷が縦に入っております。
この後 ピストン取り外しでピストンピンにも一部焼け跡がついてました。
シリンダー側の吸気側 下側から。
ピストンの焼き付いた跡が見受けられます。その他 縦傷多数、どれも爪が引っかかるほどです。
クランク周りは助かっているようです。
高速域からのフルロック焼き付きではないので コンロッドにもそれほど負担になってないでしょうし、見たところ 大端ベアリング周りにも異常はないので ここはセーフ。
ということで 腰上 全新品交換で部品手配です。
其の二に続く
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