SS900ie 定期整備他
ドカのSS900ie さん。2002年の900ccでのラストモデルですね。スイングアームが1000DSに通じる強化タイプスイングアームにリヤサス オーリンズが標準装備モデル。今でも定番のドカの 年度毎に少しづつ 装備グレードやエンジングレードが変わる手法でした。
伊東二輪で販売した車両ではありませんが、ひょんな事から 同一の知人にウチを紹介されていらっしゃいました。しかも なんと偶然、このオーナー様は tetsuが現役レーサーだった頃に タイムリーに戦っていたライバルの一人だったっていう..... 当時 面識はなかったですが 彼はヤマハ直系チームで よくリザルトで存在は知っておりました。 なんと世間は狭いのか.....
で、話は戻り 当該車両は 数年前に某量販店で購入したそうですが それ以来 重点整備らしい整備をしてないとのことで、ひとまず タイベル、クラッチ周り、は点検 調整。その他油脂類の交換を勧めました。
現走行距離 12000km。納車後 走行 3000kmくらいとのこと。納車時新品を組んでもらったのは間違いなかったですが、それにしても予想以上に タイベルはユルユルでした。
次にクラッチ周り。こちらは なぜか クラッチ一式が社外のクラッチに変わっておりました。それほど距離を走ってない感じでこちらも納車時に新品にしたのか.....普通に使用していればまだ交換しなくてもいい距離なんですがね.......プッシュロッドのOリングもおそらく 新車のままだったのか、オイルがレリース側に結構リークしているようでしたのでこちらは新品交換。
バッテリーも交換依頼でした。納車時 本来バッテリーが新品交換となる予定だったのがそのままだったそうで、それ以来 充電しながら今日まで使ってきたとのこと。入っていたバッテリーも tetsu語で言うと「 謎の ユアサ」のバッテリーでしたので 今回交換しても損はないということで。もちろん 本物の 「GSユアサ」さんで交換です。
事前打ち合わせで リヤブレーキの鳴きの事を言っていたのでリヤ周りを見てみると、結構 ローターの表面が減っていて、焼けてもいました。前オーナーがかなりのリヤ重視で乗っていたのか、はたまた アルアルな リヤブレーキペダルの上に足を乗せたまま走る方だったのか(車種によりますが、ドカの場合 この状態で走ると フェードもしくは べーパーロックを誘発しやすいです)。
状態としては交換してもよい状態だったので了承を得て 新品交換に。ブレンボにこだわりもなかったので 入手しやすい サンスターさんのSTDで交換。
後は 前オーナーの所業にて怪しい箇所も数か所ありましたが、現状 問題にはならなそうなのでそちらは放置ということで(笑)。
ドカの空冷900エンジンは 頑丈ですので ちゃんと整備、点検していれば 普通に乗っていけるので この先も定期整備を怠らず! ですね。
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