第35回 パワーエンデューロ8耐 本番編 其の三
とびとびで来ました 安心してください、最終回です(笑)。
tetsu初コースインしてすぐ 思ったのは 「泥また泥!!」(笑)。そのとおり、「ドロドロ」の始まりでした。そしてお山の中に入って行くので 登っていきます。場所によってかなり急勾配もあります。既に 昨日の下見は忘れています。 ただただ 登りながら 要所要所に渋滞難所が出てきたりというのをかいくぐりつつ、次は下って、たまに平坦になりつつ ツルツル路面を登ったり、途中やってくる 一個目の激下り。そして レース中 熱中症ライダーさんが横たわっていた 激泥Uターン登り。田んぼ路面をひたすら登るような路面を過ぎ 二つ目の激下り。そこを過ぎると 「迷いの森」と言われる 地味に長い ウッズセクション、そしてその中間辺りにある 「激轍」を乗り越え ウッズを出て視界が広がると「やっと帰ってきた!」という場所に戻り 周回チェックポイントで一旦停止。そして 観客への見せ場の 「猿山」に向かっていき 山をグルっと回ったら 一周終了。
チェックポイントでは毎週停止してゼッケンの泥を水で流して 周回チェックです。
tetsuが一周 約22分で帰ってこれたのでまずまずでした。
2週目以降はパドック内でライダー交代。K主任 三週目に突入です。
いい具合にどんどん泥化していきます(苦笑)
K主任 走行中も「目が怖い」です(苦笑)
これ以降はお互い 大きなトラブルもなく淡々と周回をしていきます。
とはいえ、二人とも 難儀場面も。
K主任は レース後半 猿山登頂で一度失敗して 頂上付近で吹っ飛びます。丁度 tetsuがパドックから見ていた時なので一部始終見てました。運よく バイクもライダーもそのまま頂上に残りました。すぐさまバイクを起こす主任の姿が。起こしたバイクの進行方向が 逆を向いてましたが 向きを変えるリカバリーが早く(流石 力技) それほどロスになりませんでした。
対して tetsuは二つ目の激下りで 下り路面の中腹辺りで 転倒。こういう場合セオリーは倒れている車体のお尻を下っている方向に向ける方が起こすのは楽なのですが このときtetsuは 転んだ時はバイクと離れていたのですが 起こそうとした時に足が滑って こともあろうにバイクの下敷きになってしましました。そこから頑張って起こそうにも 途中から起きないという難儀に直面。よくみたら 車体のハンドルが自分のモトパンツのお腹側から パンツ内に刺さって引っかかっているではないですか!(泣)
=バイク起こす➪パンツが引っかかって tetsuの身体でバイクを起こせない という負の連鎖状態でにっちもさっちも行きませんでした。角度30度くらいの下り中腹でこんな状況。泣く前に笑っちゃいましたよ(笑)。結局 頑張ってパンツの固定ベルトを外して ハンドルの引っかかりを開放することに成功してなんとか引き起こせました。これがレース中 一番疲れたシチュエイションでした。
他の伊東二輪林道部 「アイアンマン」達はというと
S部長、一週して帰ってきてから 座ったまま立てなくなってました。二日酔いが原因なのは明白でした(笑)。ここで約1時間30分。そしてその後の周回後には約2時間 パドックで死んでました(苦笑)これが 前回ハッピーエンデューロで怒涛の走りで3位になった 同一人物とは思えませんでした(笑)。おそらく 前日の 「パドック場所取り」で燃え尽きたのでしょう(苦笑)。S部長はこのまま最後までこのペースでいきます。
S部長 良い場所取り ありがとうございました!!
Sinくん、一週ごと に 30~40分ほどの休憩をいれつつ そのペースを崩さず また途中大きなトラブルも起こさず 一番淡々と走っていました。上手に 走りきる体力を温存していたようです。
渡くん、こちらも一週ごとに休む作戦だったようですが 2週目の後 地面にシートを敷き その上で大の字で寝てました(笑)。こちらも 2時間ほど寝ていたようでしたが その後スッキリしたのか ラストは唯一 3週連続で走行しておりました。
#25最後のライダー交代。時間とルールの都合状 主任がラスト2週連続走る事に!
久しぶりのライディングスタイルのS部長。
チェッカーだけは受けるということか.....(笑)。
8時間過ぎた 午後4時に感動のチェッカーです。
伊東二輪林道部 全員 無事完走となりました。
結果は
tetsu・K主任組=18週 総合 31位、オープンクラス 22位。
S部長=5週 総合 122位、オープンクラス 81位、アイアンマンクラス 42位
Sinくん=8週 総合 93位、オープンクラス 61位、アイアンマンクラス 21位
渡くん=7週 総合 106位 オープンクラス 70位、アイアンマンクラス 30位
途中のレース順位でtetsu・K主任組は総合最高順位 23位まで上がりましたが、後半のライダー交代のタイミングや他のチームの追い上げで ラスト 1時間で順位を落としました。
とはいえ、tetsu自身としては自分の結果としては予想以上の結果が出せたので 満足行くレース内容でした。
改めて K主任と組めたことで 一年越しの約束を満足行く形で終われたことに感謝です。
伊東二輪内 アイアンマンバトルは 結果 周りの予想をくつがえして、Sinくんが栄冠に。
レース終了直後、満足気のSinくん
二日酔いグロッキーだったS部長は最後だけはしっかり走りきってましたが.....
という感じで 2019年 のパワーエンデューロは終了しました。
レース中 他参加者で 二人が熱中症で病院に運ばれたり(どちらも軽傷でした)、2台は崖落ちして 車両引き上げ不能となったりあったなか 伊東二輪林道部 全員 無事に走りきれたのが 最高の結果でした。
tetsu個人的にも初参戦にて納得できる結果が残せたことが今後のエンデューロ活動への自信にもなりました。
そしてまた来年のパワーエンデューロへの作戦はもう始まってます。
もう残すところ 約10カ月しかありません(笑)。
tetsu・K主任 更なる良い結果を求めて 既に作戦は進化します。
より鍛錬して 伊東二輪林道部 来年も頑張ります!!
長々と ご精読ありがとうございました。
2019.10.14 追記
おっと、この人に感謝を言うのを忘れてました。
O先生
トラストワンから数えて 最長30年来のお客様です。オフ歴も何気に 魚雷隊長、ネギさん、イカさんを除いて 一番の経歴です。知っている方はいるでしょうが、林道部にて KTM690ED乗ってます。
レース当日も写真や雑用手助けとしてくれましたが、本来 お越しいただいたのは 本職の「マッサージ」をしてもらうこと。実際 tetsu、主任 共にレース後半に足がツルようになったりし始めた時に ライダー交代にて休憩中 お互いに O先生にマッサージしてもらいましたが、その直後の走行は 8時間走行の中で一番 身体が楽に リラックスして走れてました。流石 O先生です。
ということで この場を借りて 前日、当日のケア ありがとうございました!!
そして 来年も宜しくお願いします!!!