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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

SRX-4 ナイトロン 特注リヤサス

2年ほど前から 条件付きで診ております(この辺りの年式は 車種問わず修理他のご依頼は 要相談ですので)  ヤマハ SRX-4さん。年式的には 1987年の 2型となります。

今回の当該車両の 他の写真がないので ウェブより頂いた この写真。


トラスト時代から続く 伊東二輪のお客様達は 30年ほど前はトラストワンで当該同一車種を使用して シングルレーサーを制作して 当時盛り上がってました シングルレースに走らせてましたのも知っている人はいるかと(懐かしい)。tetsuもそんなカスタムSRXレーサーに何度か乗ったことありましたが かなり良く走る車両でしたね。
最近よく耳にする、「今出せば売れるのにね!」と言われる デザインかと。車体造りも良かったです、デザインもさることながら ハンドリングも「ザ・ヤマハ ハンドリング」な車体で tetsuも 歴代乗った事ある車両では ハンドリング最高車両のかなり上位に入る車種であるのを思い出します。
純正キャブをFCRに変えると 更に激変するほど「ザ・走る」が堪能できるのも良かったですね。
やはりその効果は 上位排気量の600ccが秀逸だと思いました。

話しは戻りまして、以前からリヤサスが ビチューボの超硬いサスが装着されてまして それが乗車しても沈まないのなんの.....どう考えても SRX用ではないのでは? サスの効力が全くないので走行でも危険な事もあろうかと(汗)くらいに......
ノーマルサスででも早期交換を勧めていたのですが そちらもそのままではおぼつかない模様。
なんせ古い車両ですので 信頼できるメーカーのサスペンションも現在新品入手はかなり難しものでした。
有名どころで信頼できるものは やはりオーリンズですが その昔はシングルタイプも 別体タンク付きの減衰フルアジャスト式も出ておりましたが 今では中古ですら探すの難しいです。程度よければそれをオーバーホールという手もありますが...... また 当時はホワイトパワーの 現在 WP社。こちらの商品もあったはずですが あまり見た事ないですね。
で、そんな中 現在 新品で入手可能そうな 「ナイトロン」さんに 特注依頼をしてみました。
以前から ライナップなくても 相談車両によっては 対応可能な事もあり 以前は ホンダ VTR250用、ドカのS2R用 などを特注で造ってもらいました。
今回もそんなデータやりとりで 制作可能とのことで オーナーもナイトロン新品で制作依頼でした。


サスタイプも シンプルな シングルモノショックタイプの R3シリーズ と ガスタンク別体で上位モデルとなる R1シリーズが選べましたが オーナー様のシンプル趣向で R3シリーズを依頼。
R3シリーズでもイニシャル無段階調整、伸側減衰調整、車高調整が出来ますので この時点でも十分いい仕事してくれます。

納期が元々 2か月ほどなのでしたが今回 組み立て要所部品の入荷に時間がかかったようで 3か月越えほどかかりましたが 無事 完成して送られてきました。

ナイトロンは本来 エメラルドブルーのスプリングが「らしい」のですが やはりオプションの ブラックスプリングにしました。ボディの色がチタングレーなのもあって精悍です。
車体に装着した図も 予想通りカッコいいですね。
スイングアームのオーリンズのステッカーが愛嬌ですね(笑)。
サスもしっかり動くようになって 楽しく走れることを期待しています!
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仙台からのS4R

約4年ほど前に tetsu自ら仙台に出向いて 納車させていただいた ドカのS4Rです。
オーナー、スズさんの一年越しでの希望が叶った ご来店点検、修理の模様です。

当ブログを遡ると 納車時のネタがあります。
その時の模様はコチラ⇒ S4R仙台からのオファー

納車してから早 1万5千キロほど乗られてまして その間 要所の点検、調整も オイル交換以外は特に出来てなかったようで(汗)。スズさん 仙台に知り合いのバイク屋さんがあるのですがそこはドカは見てくれないそうで かろうじて一般消耗部品部分の交換と車検はしてくれた模様でしたが......
スズさんは この前の車両 M800を伊東二輪にて 購入頂いてからのお付き合いですが、その後の諸事情もあり  当地のドカ屋さんには足を運ぶのを考えてしまうとも相談を受けていたので それならなにかあった時には 頑張って東京に来てくださいと 半分冗談ではない感じでお話していたのですが いよいよそれが現実になる展開になり
で、昨年からクラッチ周りの不調を電話で相談に乗っていたのですが 最終的には tetsuがいつも行っているセミOHが必要と判断。その他 距離も乗ってきているのでタイミングベルトの周りの点検、調整もしたいもので。とはいえ おいそれと仙台まで行ってどうこうもできないわけでして。
そして新型コロナの影響で 移動もままらなくなったり、スズさん自身の体調との兼ね合いで一時は バイクにすらしばらく乗れない日々もあったようで......

そして満を持して やっと目の前にすることができました!

一泊二日(厳密には一日でやっつけて翌朝 引き渡し)という弾丸来訪です。
向こうを夜中に出発、こちらに 10時~11時頃に到着する予定で走ってこられました。
ご本人は「楽勝」と言っておられましたが(笑)。なにはともあれ 元気にこちらまで来られたことがなにより嬉しい限りでした。

ということでその分 tetsuも気合を入れて その日はスズさんS4R号 を診るのみの特別作業dayとしまして 兎に角 全てを一日で終わらせる目標でした。
タイミングベルト交換、クラッチ周り 全OH、その他エンジン(アイドリング付近の不調等) その他点検にて気になったところ全て という感じで半分はこちら任せで承った次第で。

タイベルは 走行環境がいいのでそれほどヒドくはなかったですが走行距離もありますし今後の事も考えて予定通り 新品交換。



お次のクラッチ周り。ここが一年以上前からの気になっていた部分でしたが バラしてみて「予想通り」な感じになってしまっていました。

クラッチディスクとアウターバスケットの当たり面の段付きがヒドく まずアウターはやはり今後の事を考えても新品交換とします。

クラッチはディスクのアウターとの当たり面のバリを整え 表裏及び装着位置も変えることでまだまだ使える状態だったのでそのまま使用。逆にスチールプレートの方は一部 焼け筋も入っていたりと全体的にあまりいい状態ではなかったので ここはtetsu個人所有の 自前996Rから以前外した 程度いいものをチョイスしてそちらのセットに全交換しました。これで次の+10000km走行は大丈夫でしょう。
また tetsu個人的に エンジン側で気になっていた アイドリング近辺のドンツキもスロットルボディセット変更にてかなり乗りやすくなったはずです。
その他 この4年で全くみてないであろう部分もほぼほぼ整備して 完了。

なんとか即日に仕上げることができて 翌日 朝一でお渡しできるようになりました。

ここから約380km帰るスズさんです。

そして 午後 4時頃に 無事帰宅コールがありました。
スズさん、この度は弾丸来店にてお疲れ様でした。「どこでもドア」があれば 困った時も即対応できていいのですがね(苦笑)。
これからも お身体大事に元気に乗って行ってください!
(あ、もう 寒くなってきますからそろそろ来年春まで冬眠かな?)
どうしても困った時には駆けつけます!!

過充電によるバッテリー死亡

写真は変形しまくってますバッテリー.....

このバッテリー、先日のハッピーエンデューロに出場した奥方号 「XT250X改」のレース後のなれの果てです(汗)。
実は全レース終了後 トランポに積み込む際にエンジン始動させようとしたらバッテリー上がりのような状態でセル始動できず 止む無く押し上げて積み込んだ経緯があります。
このバッテリーは昨年 新品でFEに使用していたものをスライドして使用していたのでまだ古くないはずでしたので「???」だったのですが たまに突然死もありますので その時は気にしてませんでした。
で、翌日 洗車後 バッテリーを外そうとした時点でこのありさまで納得。
過充電にてレースを走行していた模様。
原因は レギュレーターが電圧制御できなくなっていたのです。
因みにこの状態で別のバッテリーで始動して高回転時の電圧を測ったら 18Vも流れてました(怖)。正常な場合 上がっても 14.2~3Vくらいで制御しています。
いや~最終週 二回転倒した後に よく始動できていたものです。
ま、昔からレギュレータなどは突然壊れるので 電圧計でも装着してないかぎり 最後まで分からないですからしょうがないですね。高額部品ってところだけが泣けますが......でも 謎の安い中華品など信用できませんので 費用対効果考えても 純正修理ですよ!みなさん。
ヤマハより取り寄せ 新品レギュレータ交換して修理完了でした。

900SS 納車整備


久しぶりの ドカの900SS 納車整備です。
先週 レース前に納めました。
1993年のブロンズフレーム+前後黒ホイール 車。
在庫に載せてないにも関わらず たまに売り物があったりするのですが 購入希望の場合 全て ご購入希望者と伊東二輪とのディスカッション形式としております(メンドくさい店長ですみません)。
で、今回は 勝手知ったる 長きのお客様でして 十分 初ドカのキャブ車でも乗れる方なので安心しての納車整備です。

当該車両は既に2オーナー渡っては手元に戻ってきている子ですが歴代 tetsuが面倒見て来たので整備記録もかなり周知しておりますし、今までのオーナーさん達も軽快ツーリング趣向で使用していたので エンジンも絶好調な車体でした。

比較的低いスピードや渋滞が多い場所、暑い夏場でも容赦なく乗られている車両は エンジンの回り方が重いものが多いですが この子は気持ちよく軽快に回ってくれるので デスモのエンジンフィーリングが輪をかけて楽しいです。
やはり この頃のドカのキャブ 空冷2Vはドカ感満載でいつ乗っても楽しいのです♪
新オーナーも初ドカ(しかも歴代所有したバイクで一番速いし一番ブレーキも効く!)堪能してください!

ハッピーエンデューロ日野 2021 其の二

そして 午前の部 次が90分クラス。
こちらも初参戦の シモンくん出走です。
前回の ハッピー成田で知り合いになった トモさんも 今回も愛車 XR250で90分クラス参加へ。

仲良く 楽しくバトルできるといいですが。

スタート整列図。

今回の90分クラスは 歴代のハッピーエンデューロで最高台数のエントリーだったようで。いつも 多くても70台くらいでしたが、今回は100台に迫る勢い.....
ハッピーエンデューロなので あまり多い台数になると それはそれで 楽しくなくなってもきますが(tetsu個人的意見ですから)。昨今のオフ車レース人気からでしょうかね.....
コースコンディションは 雨は止んできているようでしたが残念ながら路面状況は40分の時とそれほど変わらず こちらもショートコース変更でのスタート。
最初のアップヒルは トモさん、シモンくん 仲良く ランデブーで登ってきておりました。
前のゼッケン44がトモさん。後ろがシモンくん。


tetsuも自分のレースの用意があったので 最初の周回と中盤から後半しか見れませんでしたが、シモンくん曰く 一周目は数知れず転んだと....(そりゃ 日野も初だしレース初ですから....苦笑)
でも 周回を重ねるごとに 楽しくなってきたらしくベストラップは 最終週だったっていう。




前半は レース経験が一戦早い トモさんとバトルできていたようですが 最終的にはシモンくんが突き放してチェッカーでした。

でもレース後、二人とも疲れたけど 楽しかったようで満足気だったのがよかったです。



そして 午後からはtetsu、sinくん出走の 3時間クラス。
この間に路面の回復が予想より早かったらしく 3時間クラスは奇跡的に 当初の予定通りのフルコースで行われることに(バンザイ)。
昨年のハッピー日野がやはり悪コンディションで ショートコースになってしまっていたのでやはりフルとなるのは嬉しいです。
そして 何故か 「美蔵レーシング」より 急遽ライダー変更により出走することになった シモンくんとトモさん。経緯は話すと長くなるので割愛して、マシンは 美蔵レーシングより90分にもエントリーしていた方のハスク TE250i。


二人ともなかなか出来ない経験ですが(マシンもコースも時間も)どうなるのか....こちらは3人体制ですがなんせ2人が初心者ですからね....ガンバレー!

3時間もグリッド式スタート。tetsuはゼッケン4。sinくんは#8ですので必然的にフロントロー。日章旗と共に一列づつスタートです。
ここからは sinくん動画キャプチャ画面にて。
画面左上の ミカリン日章旗振り降ろしにてスタートです。tetsuはすぐ左にならんでおります。

スタートよろしくtetsuは無難に3番手で。この後 sinくんは最初は様子見で行くのでこんなもんかの5~6番手。


しかし 最初の長い登坂で 一気にsinくんに抜かれるtetsuっていうwww
この後 一度もsin くんには遭遇しません(寂)



そしてしばらく行くと 今回事前情報では「丸太あり」というふれこみだったのがまさかの「横置きトラックタイヤ」だったっていう(汗・泣)

しかも日野ハードエンデューロ等で使用しているまんま3連チャンっていう構図。

sinくんは経験ありましたが、tetsuは初見です。しかし 皆そちらに行くので 必然的に「俺も行かねば」的に 一周目はなんとか気合でクリアしていきましたが.....
でもこの時点で「エスケープ」が頭によぎってないのがそもそもダメでした。
tetsuは2周目にはこの場でスッタモンダとなり約5分ロスるくらいにハマりにハマりまくって「もうレースやめます」くらい体力なくなって心も折れかけていた時に タイヤ側とは反対方向に走っていくライダー発見.....そう エスケープがしっかりありました。しかも 後々検証でも タイヤを超上手くクリアしたとしてもそれほどの短縮にはならなかったのでは?っていうオチでして。
体力消耗考えたら 「エスケープ一択」でした。
しかし sinくんは何故か3周目も突入してまして そのおかげで ちょっとした悲劇が起こりまして....その時の映像がこちら。

タイヤエリアに着くと 前走者がスッタモンダしてますね。

しばらく精悍しておりましたが いざ行くことに!
とフロント上げて乗り越えに行った瞬間、左に転倒してしまいます。

何故か この写真では左手が既に離れているようにも見えます...... そして転倒とともに音声では「おうゎ!」と なにかが起こったのような叫び声が......なにか痛そうです.....
そして横になっております(苦笑)


レース後に言っておりましたが ここでアバラ骨を痛めた模様......
レース後半は徐々に振動等で痛くなってきて 何回かピット前で休むことになったっていう。

しかし 「8耐前なので無理せず怪我だけはしませんから!」と豪語していたのはどこへやら(笑)。いや 本人痛かったので笑ってはいけません(苦笑)。
でも 今も昔も「骨が弱いsinくん」なので しょうがないですね(笑)。
いや、一番悪いのは 3周目までエスケープに気が付かなかったことでしょう(笑)。
sinくん晒してスミマセ~ン<m(__)m>
因みに フォローしますが sinくんは普通ならこんなタイヤ楽勝です。やはり クロスカントリーレースで周回重ねてきての疲れが出てと集中力が切れてでの転倒ですので....

tetsuもこのタイヤエリア事件以外ではドはまりや転倒もなく 淡々と走って行きました。

シモンくんがピットから撮ってくれた写真でも相変わらず 「林道ライダー」です。覇気がない(笑)。

sinくんは「いたい~、つかれた~」と言いながら手を振ったり ピットしにきても笑顔で走っているのが謎です(笑)。



流石 昔 肋骨折っていても 5日間の林道中をこなした経験の持ち主です(20年前のお話)。

そして3時間無事に走り切り チェッカー。
結果は sinくん9位。tetsu11位という結果。
どうにか同一周回でしたが 大きく差があり、アバラ骨負傷のsinくんに負けました www。
シモンくん、トモさんも 本人達にしてみれば未知のコースで難しいところもあったようですがなんとか走り切り チェッカー受けてましたので良かった良かった。

ハッピーエンデューロ日野 2021の公式リザルトはこちら
https://speedhive.mylaps.com/Events/1909465

今回は K主任他 主要メンバーが皆欠席でしたが 久しぶりのフルレイアウトレースが出来て楽しかったです。レイアウトも面白かったですし。
3連タイヤは全く楽しくなかったですが.....丸太ならまだしも(苦笑)。
おじさんは苦労したくないので(笑)。いや 要は上手くなればいいのか.....
でも tetsu裏目標の 「無休憩走破」は完遂できたので個人的には満足でした。

今回も ダートスポーツはじめ スタッフの方々の対応、レース運営 ありがとうございました!!
次回も楽しいレースを期待しております!!

ということで このレース慣れのまま2週間後の パワーエンデューロ8耐へと行きます!
2年振りの開催にて 我々林道部の2年分の鍛錬を見せるべくGoです!!

sinくん負傷してますが(笑えない....) (勿論走らせますが by K主任)