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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

V100あれこれ

もう長く乗ってらっしゃる常連様V100さん。とは言っても距離は 約3万キロほど。長老11万5千キロに比べればまだまだな感ですが.....長老もこのような洗礼(もっとヒドイのも...)を受けて到達しているのを忘れてはなりません。
最近冷間時の始動性が悪いと言って、一昨日 とうとうエンジンかけれなくて押してこられました。
ごくろうさまでした。
で、原因ですが。


①エアクリーナーBOXからのインシュレータ切れ。左が今までの物。右が新品です。
バックリ切れていますね。
ここはV100は経年使用にてその装着位置や方法にて切れます。どのタイミングとは言い難いですが、長く使っていれば 「ゴム」製品なので硬化して耐振動性能が落ちて切れる模様です。これも症状で解るものと、結構穴が大きくても解りづらいというケースがあります。特に始動性が微妙に悪くなってくるのですがエンジンかけれてしまう人(tetsuのようなバイク屋業とか)はそんなものだと思って乗れてしまっているのも事実です。最終的に雨天走行でこの穴から水を吸い込んで調子悪くなる症状でわかりますがね.....

それ以外の気になる点が、左ベルトカバー内からの金属「カシャカシャ音」が最近ウルさくなってきたとのこと。これは、バラさずともおおよそ判定できるのが クラッチの裏側のバックプレートの3点留めの部分がバカ穴になってきているもの。当該車両は CE11Aという型式で、V100での前期モデル。この型式のモデルは距離走ってくるとこのプレートがバカ穴になって「カシャカシャ」という音がアイドリング時に出やすくなってきます。クラッチの寿命より先にこのプレートが逝ってしまうことがほとんどです。そのまま放置しているとプレートが破断して結構な修理となってしまう恐れもありますので早めに交換が望ましいですね。


バラシてみて案の定。赤丸三か所の部分が全て楕円に広がって削れてしまってます。今回は絶妙に良かったタイミングでした。ついでにベルト、ウェイトローラと点検、こちらは一回交換しておりまだ大丈夫でしたのでそのまま継続使用です。

バッテリーも弱くなっていたので、こちらも新品交換。
色々とリフレッシュされて走りが良くなることでしょう。
元気に治り、昨日復帰していきました。
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棒ヒューズ

今日夕方にお助け要請のお電話が..... 常連女性のレッツ5の方から、帰宅途中 立ち寄ったところで用を済ませ帰ろうと思ったら、エンジンが始動できないとのこと。というか、話を聞いていたらどうも電源が入らない模様。それまではセル一発始動にて走行も問題なくしていたらしい。
レッツ5はメインキー入れると、メーターパネルのバックライトが点灯して 燃料ポンプがパージする音がするので解ります。それが全くしないようです。
考えられるのは、①バッテリー端子 緩み ②バッテリー突然死 ③ヒューズ切れ ④メインキー接触不良 ⑤その他 と考えられます。どちらにしろ見てみないとですが その時間には引き取りに出れませんでしたので お客様のご自宅に閉店後 引き上げにいくという事にしてもらいました。
閉店して車で向かいます。一応 充電済みのバッテリー、その他工具を持っていき 現場で簡易作業にて修復できれば。
ご自宅前にて診させてもらいました。ヒューズを見てみますが、診たところ切れてはいません(これが結果仇でしたが)。次にバッテリーを積み替えても状況は変わりません。コネクター回りもイジってみましたが変化なし。う~む、積んで帰るようか~と思いつつ......しばし考えて ヒューズに戻り、一応予備のヒューズに交換してみましたところ、メインキーオンにて電源復活!

結果ヒューズが原因でした。写真の通り、診たところ切れてないようですが、どこかで破断しているのですね。帰店して問題のヒューズをテスター当ててもやはり導通してません。以前にもありましたが、左右にある金具の部分から分離していたなんてヒューズもありましたから。経年でなのか、製品的になのかは解りませんが。ショートによるものではなさそうです。現場でエンジン始動後チェックしてみましたが、特に問題はなさそうでしたし。
後日エンジンオイル交換にて来店予定となりましたので、その時に予備のヒューズ入れましょう。
とりあえず、これでお客様が普通にお仕事では使用できますから 良かったと思います。
っていうか、なんでここいら辺のスクーターはどの車種も未だに棒ヒューズなんだろうね~。
普通に入手できる、ブレードヒューズにしてくれればいいのにといつも思います。

ダメダメですよ~ Part2


本日作業しました、ホンダ リード100さん、フロントブレーキロータ交換です。
当該車両、旧トラストワン時代 随分前にご購入していただき 長きにわたり 上手に乗っておられます。今日までで 約75000キロ走行しております。リード100には珍しく、一度もエンジン開けてません。2ストリード系は、クランクサイドベアリングが弱いので 容赦なくぶっ飛ばしている方のは 新車から大体、3万キロ~4万キロで 猫が「ニャーニャー」言ったような音がしてきますので解ります。当該車両オーナー様は特に飛ばすこともなく、tetsuおススメのオイルを入れ続けてますので ここまで上手に乗られているのでしょう。
話はそれましたが、この75000キロ 使ってきたフロントブレーキロータの状態に先日 驚愕して今日の交換にいたりました。二枚目の写真のロータの穴部分に注目してください.....

厚さ 1mmないですよ....たぶん..... いや~ロータに彫ってある 使用限度厚は 「3mm」でしたが.....
こんなところにも、飛ばさない方ならではの 使用限度があります。っていうか、以前から交換推奨していたのですがね.....これで ブレーキ効いていたというのだから ある意味 スゴイですよ。

今日も色々....

今日は今朝から、あれやこれやでしたね(汗)。
まずは開店前に、T崎様より 救援要請!M900でツーリング行こうとしたらバッテリー上がりと....とその後 近所に出向こうとしたら次はセカンドバイクの アドレスV100が始動不能と..... ご自宅がお店から近いので開店前に出向いてみることに。で、診てみたら V100は問題なく始動して、どうも初期始動にてカブらせてしまった模様。問題のM900もセルは弱いが セルボタンを押し続けていたら 始動しました......が、その後 再度始動不能になり 結果 tetsuが持って行った、貸出しバッテリーに換装してお店まで持ち込みました、

結局、バッテリーはあまりの乗らなすぎで寿命が来た模様。要交換です。本来は違う予定で入庫予定だったのが、「ハンドル交換」です。オーナー様は女性で、背もそれほど高いほうではないので、やはり足つき性や乗車姿勢には苦労しております。その苦労を少しでも軽減するべく、ディスカッションの末 以前高くしたハンドルを、更に高いハンドルにしてみてはというもの。
で、写真のように ハンドル2本分ほどあげてみます。既に現状でもノーマルよりハンドル一本分ほど上がってますので かなり違う印象になります。問題はワイヤーやホース類の長さです。
M900はワイヤー類にはある程度余裕があるので、大分高さが出ても ハンドルの幅が広すぎなければそれほど苦労はしません。逆にブレーキホースやクラッチホース類はかなりノーマルでパツパツなので ここまで高くした場合制作しなければいけません。ということで、ホース待ち&バッテリー待ちです。

で、午後からは 当初から予定の こちらもドカの 900SS、タイヤ交換&リヤサス(オーリンズ)交換&持ち込み バックステップ換装。
ん、バックステップ換装?先週もどこぞの誰かの900SSやったぞ(笑)。自宅でDIYでやっていて 装着できなくなったヤツを(苦笑)。今日のSS木くんは最初から自分では無理と言って 持ってきたので大人ですよ(笑)。こちらは時間はそれぞれかかりましたが、飛び込みのお客様も少なく、夕方には完成! 見た目良くなりましたよね~.... でも 走りはもっと良くなったのでは?

ダメダメですよ~


もう本当にこのような状態になっている原付のタイヤを一年で何本交換することやら......
ここまで持たせたのが「エライ」なんてことは 全くありませんので。
使える限りはって気持ちは解りますが、何踏んでも パンクしますし、なにより 整備不良となりますので(汗)。中には 最後のカーカスまで見えて穴開いて 終了で走行不能により レッカー搬送されてくるものもあります。
罰金でタイヤ交換できますからね。更に......速度出ている最中に バーストなんてしたら100%転ぶと思われます。 自業自得の確信犯にならないように、もっと早めの交換を心がけて欲しいですね。普通の原付スクーターで 定期的に空気圧等点検して乗られる方で、リヤタイヤは約5000km。フロントがその倍くらの持ち様です。
伊東二輪では 一般的なサイズのスクーター用、カブ系用タイヤは常時 在庫がございますので 交換の際には是非お声をおかけください!