3月18日は休業となります。 全車皆兄弟 2017年03月17日 お客様各位。 誠に申し訳ありませんが、3月18日(土)は私用により お店は休業となります。 尚 19日以降は平常通り営業します。 ご迷惑おかけいたしますが よろしくお願いいたします。 PR
CD250U エンジン不調 其の二 全車皆兄弟 2017年03月13日 で、取り外したキャブはこんな感じでして.... 更に真っ黒な度合いが激しいですね。 調子悪かったエンジンの象徴のような、キャブのベンチュリ側の写真。 ベンチュリ付近が左右とも真っ黒です。 で、この極汚れキャブを 綺麗にする前に検証してみますと 左右同時に作動させているチョークプランジャーが右側のみ戻りきってません。まさしく 点火不良を起こしてた側です。 CD250のチョークプランジャーはチョークを戻した時に内部に組み込まれているスプリングでチョークを戻す方式です。 写真の左赤印が左側キャブよりチョークプランジャーを抜いた図。右の黄色印がチョークを引き上げるチョークリンクとプランジャーが残った状態です。 で、これがチョークプランジャーを分解した図。 写真のスプリングでチョーク自体を戻すのですね。 結果、右側のチョークプランジャのシャフト部分に汚れが蓄積して動きが阻害されていたようです。戻りきってない量はたかだか1mmくらいでしょうか。それでもチョークバイパスよりガソリンが流れ込んでますので 暖気完了後のエンジンは不調になるのもうなずけます。 こちらはフロートチャンバ―を取り外した図。かなり汚れてますね。こういった汚れが スロージェットやメインジェットに詰まって調子を悪くすることもありますね。 硬化してしまっているインシュレータも新品が入手できたので交換しておきます。 今回の不調の一番の要因は チョークプランジャーでしたが 結果 キャブレターオーバーホールをしたおかげで 非常に調子の良いエンジンに戻りました。オーナーさんも喜んでいただきました。って これからは定期的に 点検しましょうね。
CD250U エンジン不調 其の一 全車皆兄弟 2017年03月12日 今ではあまり見なくなりましたホンダCD250U。お仕事バイクとしての存在感でしたので昔は バイク急便ご用達でした。当店のお客様は通勤、チョイノリとセカンドバイクとして使用して 32000kmになろうかというところ。 最近始動時に 右側シリンダーだけ爆発しないとの症状に悩まされているとのことで 診察依頼です。 伊東二輪ではこのオーナーの方の他の車両は幾度も診させていただきましたが、この車両は初でした。ですので今までのメンテ経緯が解りませんので そこをお聞きすると エンジンオイル、バッテリー、タイヤ以外はほぼノーメンテでこの距離まで乗って来たらしいとのこと。 そうなると 今回の不調の原因も色々と考えられてしまうわけですが...... 一番はやはり キャブレターになにか問題が起きていると考えられそうです。 オーナー様もプラグを新品にしたときは 右側シリンダーも爆発しているとのことでしたが、しばらく走っていると 右側がアフターファイアし始めて アイドリングも不安定になるとのこと。 実際 お店に乗られてきたときも 片肺気味になりつつありました。 この経緯を考えると ①キャブ ②エンジン内の圧縮不足 ③イグニッションコイル周りのリーク という順番での考察となりますが。 と言っていながら それとは別で このキャブレター、ガソリン 漏れ漏れですがな~! 長きに渡って この状態だったのか漏れたガソリンで キャブレター側面が真っ黒です。 キャブのガソリンを溜めてある下側のフロートチャンバ―室とキャブ本体の間に装着されているガスケット(ゴムパッキン)が経年劣化で 密閉力が落ちて ガソリンが滲み出てくるようになってます。 もっと早くに修理するべきでしたが、バイクが動いている限り こういった部分に手を入れる方も少ないですがね。 先に取り外してみたエアクリーナーも勿論一度も交換したことないとのこと。 その割に 今回の不調に来すほどの汚れでもありませんね。 とはいえ 折角なので新品交換したいところですが 残念ながらこちらの部品は入手不能でした。 その代わり キャブレターが差し込まっている インシュレータは左右とも新品出ましたし キャブレターパッキンセットも入手可能でしたので キャブレターオーバーホールは出来ます。 ということで 取り外し偏につづく
CB400SF SPEC3 フロントフォークシール交換 全車皆兄弟 2017年03月11日 18000kmほど走りましたホンダCB400SF SPEC3のフロントフォークシール交換依頼です。 先々週くらいから左側のフロントフォークからオイルが漏れてきたとのこと。 実際にはもう少し前から漏れていたのでしょうが、ボトムケース側に漏れ出して来ない限り 結構気が付かないものです。 写真のように ボトムケース側もかなり濡れてますね。もう少しでブレーキ周りもオイルまみれになるところでした。 右側は漏れはありませんでしたが、経年を考えると 右側も同時にフォークシール交換が望ましいので 今回は両方修理ということで。 この車両はバラしたのも初なので オイルも 結構汚れてましたね。 皆さんフロントフォークのオイルはオイル漏れしていなくても定期的にもフォークオイルも交換した方がいいですよ。
GSXR750 K7 車検 全車皆兄弟 2017年03月10日 たまにブログにお目見えする カーボンホイール装着 通勤スペシャル GSXR750 K7さん。車検での入庫です。前回から 15000kmほど走り 現在 59000km。 それでもキレイにして乗られているので その古さを感じさせないですがなにげに10年選手(登録は2008年でしたので 実質は9年ですが)。 600のボディに1000まではいかないにしろ 150PSのエンジンを搭載で オールラウンド性では一番バランスはいいと言われてますよね。 オーナー様もその軽さと取り回し、またこの年式はスリムでのあるので その部分がお気に入りで今だ乗り換えたい車両が見当たらないとのことで 変わらず通勤スペシャルのようです。 車検でのすので一通りは見ますが 車検~車検の間も タイヤ交換他 整備を任されますので それほど大げさな部分は発覚しません。 ただし 前回の車検の時もそうでしたが、ラジエターのクーラントが結構減ってるんですよね~ やはり春夏秋冬の通勤バイクですので、特に 夏場の渋滞は大敵なのですが...... 今回もラジエターサブタンクは予想通り 空っぽでした。で、ラジエターキャップを開けて中を覗くも 見える範囲にクーラントは見えません(汗) 結局 ラジエターの方には 300ccほどの補水液が入り サブタンクに も同量ほど入りました。 いくら国産と言えど フルカウル ハイパワーエンジン車なのでその発熱量は 750ccと言えど 大きいです。ヒートアップされたままの状態が長いので このようになってしまいますね。 ドカの水冷はこの状態になる前に噴出しますのである意味 それを許さないということでは教えてくれるのでいいですがね。 で、これほど過酷な状況下での5万キロ突破エンジンなので ピストン吹き抜けによる排気ガスのCO、HC濃度の状態が少し心配でもありましたが こちらは 前回の車検時とさほど変わらない数値で安心しました。流石 浜松製作車なのかな。