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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

S4RS 色々 其の一


昨年からご来店頂いている サトさんのS4RS。完成体を写真撮るの忘れてしまいましたが、フロントマスクもライデインングハウス製の厳ついカーボンカウルが装着されており S4RSらしさが際立っている車両仕様です。この状態に人目惚れで 知人より昨年 譲り受けたそうで 出先で色々聞かれると サトさんも答えに困るらしいです(笑)。

さて次から次にと仕上げていかないといけないのですがいかんせんその間に 他の修理、整備、車検等がある伊東二輪。 時には平行しながらやったりもできるとありがたいような作業がこちらのドカのS4RSさんでした。
2週間ほど預からせていただけたので 作業もメリハリつけて出来ましたので 助かりました。

オーダー内容が、タイベル交換・クラッチ点検・クーラント入れ替え・エンジンオイル、オイルフィルター交換・内圧コントロールバルブ装着・ECU交換(テルミフルエキ用)・に伴う 低回転付近のセッティング・リヤの車高調整・USB電源取り出し・ナビゲーション用電源取り出し・シフトインジケーター取り付け・ETC取付(配管)方法変更
と なかなか多目な内容でしたので 流石につきっきりで出来ない内容でしたので お時間いただきました。


テルミニョーニのフルエキも入っており気合が入っておりましたが、なぜかECUがSTDのままとか。本来フルエキに専用のECUが付いているはずなのですが おそらく他の車体に装着されていたマフラーでECUはその車体のイモビ登録がされたECUになっていたため マフラーだけ転売したものを前オーナーが入手したのでしょう。登録されたECUは他の車体では使えませんのでね。
で、この仕様では全体的に燃調も薄くなりがちで調子も悪い事をサトさんに伝えて 対策は専用ECUを入手するかサブコン入れるのが解決方向と説明してあったところ サトさん根性でECUを探してきました。

まずはECU付け替えて状態をみてみますと 全くアイドリングしません。STDのECUでもアイドリングが低めで不安定でしたのがもっと悪くなりましたね。元々 STD状態ではO2センサーが付いてますので 低回転時の燃料補正はしてくれるのですが、フルエキですとそれを取り外しての仕様になってるのも影響はあります。まずはアイドルトリマーをみてみると やたら絞ってありました。ドカは出荷時 排気ガスの数値の関係上か絞り気味のものが多いですが そのまま触って来なかったのか..... ノーマルマフラーでもあまり調子良かったとは思えませんが とりあえず ドカはアイドリング回転数を1250付近にしないと調子悪いので そこいらで安定するように再調整。これで調子悪いと ECU内にアクセスしにいかなければいけませんね。後は 最後の完成後 試走で雰囲気を見ます。



当該車両、2006年式でしたが 走行14000kmほどでしたがタイベルは新車時のままでした。当初から交換依頼でしたので良かったです。ベルトカバー内部はキレイでテンショローラ表面にも錆等なかったので良かったです。


クラッチも特に整備はされてなかったようで 特にアウターバスケットには定番のクラッチプレートの打撃による傷がありましたがここらは修正で十分対応OKだったので 今後 定期的にメンテしていけば 後15000kmくらいはいけそうです。

そしてこの後 ETC配線のやり直しをしながら内圧コントロールバルブ.....と思ったところ リヤの車高調をしながらの方が作業能率がいいのでまずは車高調整ロッドに向かいましたが ここが大きなハマりどころでした(泣)予想もしていたのですがね......

其の二に続く
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