越年車両の修理=V125
最終日に投稿しました通り、ドライブ側のプーリーボス部の摩耗により回転偏心が多大になりベルトが切れた模様でしたが ドリブン側も問題ありで 駆動系オール交換となりました。
まぁ 当該車両 走行距離 68000キロでしたので 駆動系オール交換は遅かれ通る道でしたので いたし方なしです。逆に ドライブ側もドリブン側もプーリーがこの距離まで持った方ですが。
それにしても ウェイトローラが一部粉砕しておりましたので 少なからず 走行時に車体に異変(異音等)あったはずですが オーナー様は気が付かなかったよう......
ドリブン側はムーバブル部の作動を決めている 3つあるピンローラ部が入る穴が全て 楕円摩耗してます。スクーターの場合 距離走って来ると 構造上こうなってしまいますのでしょうがないです。勿論 激しい走りの人ほど 摩耗も速いです。
左が新品、右が取り外し分解もの。
取り外し物のピン受け部、楕円に偏摩耗しております。
こちら新品。いわずもがな、キレイですね(笑)。
またこのピン部分を外側から納めているケースにも一部クラックが入っておりました。
大抵はこの部分にクラックが入って 3つのピンが作動不良になり 走行中 変速不良になるケースが多走行してきた車両で気が付くものなのですがね。
ついでにこの機会なのでクラッチも新品に。
摩耗限度まではいってませんが それでも新品に比べ 約半分ほどは減ってます。
このタイミングで交換しておかないと 今度はクラッチ使用し過ぎて不都合な事が起こりますので。それにこのタイミングで交換しておけばまた+約7万キロは交換せずに走れるので。
ドリブン側オール新品を組み込んだ図。
そしてドライブ側、ベルト、ドリブン側とオール新品で車体組み込み。
新年初仕事にて 組み上がり 新年早々にオーナー様引き取りにて納車となりました。
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