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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アドレスV50 ベルト粉砕

ご近所さんですが初見のお客様からのご依頼。

走行中に『バン!』という音と共に スピードダウン、エンジンは始動できるけど後輪回らないとのことでレッカー搬送。
十中八九 駆動系トラブル、ベルト破断と思われます。

で、入庫後早速ベルトカバーを開けますが ベルトカバー外すのにエアクリーナーカバーも外さないといけませんが ここで 先にアルアル事件が.....


エアフィルターが粉砕してほぼありませんでしたね(汗)。

これ 特ににスズキのスクーター系に多いのですが スズキさんは4ストになっても湿式のスポンジエアフィルターを使用しているので 経年劣化でフィルターがこのようにバラバラになってしまいます。で、場合にもよりますが大抵は乗り手は気が付かず走っているパターンが多いです。
では スポンジはどこ行ったかと言うと 少しづつバラバラになって行く関係上 エンジンに小量づつ吸われて行って燃焼室内で一緒に燃えてなくなっているのが大半です。
当該車両 新車購入から約12年、一度もこの辺りの点検もしていないのでっしょうからアルアルです。
レッツ系やアドレス系(V125も)乗っている方は5年に一度くらいは交換した方が無難ですよ。

そして本題のベルト。
左ケースカバー外しまして 即ベルトバラバラ確認。



普通に切れてほつれた部分がクラッチプーリー側に絡みついていただけで他 事なきで良かったです。ということで ベルト他 定番部品交換にて修理完了でした。
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現行 CRF250L

以前変態セロッカーのネタのオーナーさま、2023年新車で購入した ホンダ CRF250L。
現行モデルですね。

昨年購入時に ハンドル交換、グリップヒータ装着、ETC装着他 色々と作業させていただきましたが 今回は タイヤ交換依頼。

まだ山も残っている OEM IRCタイヤでしたが なにやら一週間ほど休みで 四国にオール下道で行くとのこと。

林道はおそらく入らない(入れない)けど一応 オフタイヤがいいということでtetsuのお勧めということでミシュランのアナーキーワイルドですね。


公道50%、オフ50%のわりに 耐久性もあって出た当初から伊東二輪ではtetsu含め多くが入れてます。

今回初めて 現行のCRFのホイール外して気が付きましたが リヤは国内トレール車で多かった『スネイルカム』式ではなく KTMや国内オフロードレーサーと同様の ネジ式調整に変更されてました。

これはいいですね、これが正解ですよ。
スネイルカム式は調整時は簡単ですがなんせ カムとカムの間が選べないので チェーンの具合によっては『張るか、緩いか』な部分が必ず出るので tetsuは嫌いでした。

あと ホイールカラーも左右同じ物になったのもいいです。

取付け時にいちいち左右考えなくていいので。
以前はホンダに限らず 左右のカラーの長さが違うのが結構一般的に多かったので。
昔 お客様でホンダ CRM250でこのカラーを左右間違えて入れていてホイールが上手く組めないっていうオチでレッカーされてきたことがあるのを思い出しました(笑)。

今回はゲリラではないツーリング

10日日曜日に ゲリラではないツーリングしてきました(笑)。


この時期なのでまだお山方面は難しいので 必然的に千葉方面。

今回は 千葉県 房総半島 最南端となる 野島崎 目指しました。目指すと言っても その辺でご飯食べて帰ってくるだけですがね(笑)。ま、毎度のパターンです。

午前8時過ぎに 君津PAで待ち合わせ。
当初 6台の参加予定でしたが 朝一の気温 0度にやられて 始動できないドカ2台がこの時点で脱落。
気温5度以下での始動困難ドカにはなにも驚くこともないので 連絡来ても「しょうがないよね~」という一言で tetsuは納得してしまいますので.......
チョイ古ドカ辺りは 日本の冬も夏もいたっては 走行環境すら考えているわけないので当然と言えば当然なんです。だから驚きませんしバイクも責めれません。
色々 努力しないとこんな時期の朝一は始動できないのもこんな時期の日本でドカ乗るからならではなんです。
ま、チョイ頑張りくらいで始動できる車体もありますが環境に左右されるのは必至。
今回のYossy号とか屋外保管車でキャブ車ですがちゃんと来れてます。
伊東二輪 851も始動可能ですが なんせ毎回出動が店内からなのでその辺も外保管とは大きな違いなので 今回のお客さんたちは責めれませんよ。
tetsuの996Rなら絶対 自力始動はできないのが分るので 状況を理解できてしまうのです。
因みに 今回始動不能だったドカ2台とも インジェクション車ですので....FIだからと言って万能ではないのもドカならではなんです。だからって 別になにも嬉しくないですがね......

ということで 4台で出発。
参加車は スズキ GSX-R600、カワサキ Z1000J、DUCATI 900SS、トライアンフ ロケット3R の4台。
水冷 SS4気筒、空冷 旧車ネイキッド 4気筒、空冷2Vカウル付き2気筒、変態2500cc メガクルーザー???(笑) のなんの接点もない車両同士なのが可笑しいですね(笑)。

tetsuは ここ最近仕事が忙しかったので 走りで疲れたくないために 今回は安定の GSX-R600。
とはいえ昨年の7月のツーリング以来ですが(苦笑)。
851で来たかったのはやまやまなのですが この時期は なんせ高速でオーバークールしまくりなのがどうにもイヤでイヤで かわいそうで。ご老体車両はいたわらなければです。
ま、オーバークールはGSX-R600も同じでしたが こっちは国産現代バイクなのでその辺はいいでしょうって感じです(笑)。よくないけど......
先日 Ashの担当も言ってましたが ちょっとくらいのオーバーヒートの方が良く エンジン温度が上がり切らない状態での運航の方がオイルにも良くないとのことを再確認したので皆さんもその辺注意した方がいいですよ。
因みに R600もこの時期 高速では 水温 65度くらいまでしか上がりません。デカいラジエターがいい仕事しまくっているって証拠です(笑)。

本題戻りまして、富津中央から降りて そこから目的地まで約 70キロほどを下道走って行きますが 比較的早い時間帯でしたので 気持ちよ~く走っていけて 目的地手前のコンビニ休憩が まだ午前 9時30分っていう(苦笑)。 
なのでコンビニで無駄に休憩して時間潰すことに。





更に まだ時間あるけど 一応現地まで行こうということで目的地に 10時20分頃着。
目的の食事処 『いそや』さんは 午前11時開店予定なのでその辺で日向ぼっこで待ちます。


 

天気も非常によく 風も海に近いほど強くなるかと思ってましたがそれほどでもなく イイ感じで待ってられました。





そして開店と同時にいつも通り 一番客として入店。
注文も終わりしばらくすると tetsu携帯に電話が。
朝 998Sベイリスが始動不能の連絡があり 来れなかった 西Dさんからです。
そしたらなんと 野島崎に来ているとのこと。どの辺に駐輪しているかの電話でした。
結局 気合を見せてその後 車用バッテリーでジャンプ始動して遅れながらも tetsu達と同じルートで無事合流できました。
いや~スバラシイ。

食事の写真は今回はありません(笑)。
tetsuは 千葉といえば『なめろう』ということでなめろう定食でした。
数量限定の無料の 『あら汁』が何気に美味しかった! これがメインでもいいくらいでしたよ(笑)。


食事終わったのは12時過ぎ。これでもう帰ります(笑)。
さっさと帰らないと アクアラインがまず混むのがイヤなので。
しかも tetsu早く帰れれば仕事しますし。エライでしょう?(笑)。
ま、ツーリングも仕事の一環ですがね(笑)。お客さんとのコミュニケーションの場ですので。

tetsu号はなんのヘンテツもない スズキのバイクって分るカラー。


橋MさんのZ1000Jは ザ・カワサキなライムグリーンカラー。

対して yossyくんの900SSはドカでは当時としては珍しい 純正でのブラックボディカラー。


Sinくんの 変態2500CC(笑)と西Dさんの998Sベイリス。

変態2500ccの存在感にも負けないこの派手さ!いいですよね~!

でも 変態2500ccのリヤタイヤの太さには誰もかないませんが(笑)。



さて帰りますよ。
帰りも同じルートです。回り道なんてしません。
特に千葉なので 他行っても混んでいるだろうし。
行きは4台だったのが帰りは5台になってもペースはなにも変わりません。
これくらいの台数で同じようなカテゴリーバイクだと 先頭で引っ張ていても 楽でいいですね。

勿論 GSX-R600なので本当に快適でしたよ(笑)。
全く疲れなかったです。終始鼻歌交じりですよ(笑)。
流石 現代国産車ですわ。


高速乗る手前のコンビニで休憩。
今回は 何事も事件もなく 無事全員帰路につけました。

寒かったですが天気も良くて快適・快走で楽しかったですな ♪

では みなさま また次回もよろしくです。

V125S のメーター

スズキ アドレスV125S のメーター交換の図です。

V125Sはオドやトリップ、時計、燃料計 等のインフォメーション表示部が液晶表示なのですが ここがこんな風に真っ黒になって見えなくなってしまう事象があります。


赤丸印が液晶なのですが 流石にこうなっては 燃料計が見えないのが致命的なので交換しかないですね。

こうなってしまうのには理由があって 特に車両保管時の日光の照射度合によるようです。
メーター液晶部分にかなりの時間 日光が照射されることで液晶が焼けてしまうようです。
V125Sは焼けて見えなくなるほかに 液晶が薄くなって見づらくなることもあるので メーターとしては今三な造りなのではとも思ってますが どうしようもありません。


新品のこの状態を維持するには日常的にメーターをなにかしらで保護する もしくは日光が当たらないような方向で駐輪することですね。
因みにtetsu所有の V125Sは現在 約19000kmですが 置いてある場所は メーター周りが直接は日光が当たらないので 全然キレイですね。

V125Sのオーナーさまたちは気を付けてください。

今時 ラジアルタイヤの内側探検

みなさん タイヤの内側はほぼ興味なく見たこともないでしょう。

昨日 連続タイヤ交換していて その時 お店にあったラジアルタイヤでふと比べてみました。


①最初に ミシュランですが こちらは パワーGP
昨年 tetsuが GSX-R600に入れて見て ドライ時グリップは当たり前でしたが、絶賛だったのが 冷感時&濡れた路面のグリップ力でしたね。
フロント


リヤ



②こちらは ミシュランでも  パワーカップ2。
ミシュランの溝付きタイヤでの サーキットユースが主眼のタイヤです。
パワーGPが サーキット 50%・公道50%なところ パワーカップは サーキット90%・公道 10% とメーカー発表ではなってます

ミシュランのバイク用ラジアルタイヤは 大昔から この写真のように ハニカムではないですが ウロコ状なような模様が特徴でした。


パワーGPと比べて ウロコ模様の隙間が若干大きいです。あとフロント側だけですが  ベルトのジョイントかと思われる筋がパワーカップの方はハッキリ分かります。



ミシュランは以前は どのカテゴリータイヤもタイヤのビード部が硬くて 入れづらいというのと タイヤ組み込み後の耳出し作業で 結構耳が均等に出なくて 困るケースが多かったですが 上記二種のタイヤはその逆で サイドウォールなんかはフニャフニャで どこでタイヤ剛性を稼いでいるのか不思議に思える構造になってます。
なので 以前のミシュランのイメージと違って タイヤ組み込みしやすいし外しもしやすいし 耳もすぐ出る tetsu的には 好感もてるタイヤとなっております(笑)。

以下は他メーカーのものも

③ピレリの ディアブロスーパーコルサ V3。
今はV4が出ましたので一世代前ですが 一般ユーザー的には十分すぎる性能です。
サーキットで使う 溝付きハイグリップタイヤの最高峰と言われてますね。
tetsuも 昔 996Rをレースで使用していた時、初代スーパーコルサ入れてましたが その性能と耐久性には脱帽した思い出があります。当時 主で履いていた ダンロップのスリックタイヤのグリップ性能、運動性能となんら変わらず 耐久性は溝付きなのに ダンロップ スリックよりあったっていうオチでしたの(苦笑)。タイムもほぼ変わらないタイム出てましたので ホント ただただタイヤの進化はスゴイと思いました。

話しは戻りまして、ピレリは フロントもリヤも タイヤ進行方向に対して 若干斜めに ハッキリと筋が入ってますね。

フロント



リヤ


何故 水平ではないのかになにかカギがあるのでしょう。そしてよ~く見ると
ピレリも ミシュランのような細かいウロコ状模様となってます。
初代のスーパーコルサはこうはなってなかったと思いましたので どこかの段階でピレリも真似できるようになったのか....
こういうのって 特許になってそうですがね、その辺をかいくぐっているのか(?)。
更にセンター部だけ 全く違う構造です。コンパウンド違い以上の違いがなにかありそうですね。


④そして 最期は メッツェラーの Z8 インタラクト。
スーパーコルサ系とは真逆のツアラータイヤの位置づけですので 求めている性能の方向性も違います。
それなのに 不思議なのが 内側の模様は ③のピレリスーパーコルサV3と かなり似てます。
数年前にメッツェラーはピレリ傘下に入ったので この構造体としては どちらのメーカーが主導の元なのか気になるところ。
メッツェラーのサーキット向けタイヤ、レーステック(ピレリで言う スーパーコルサ的位置づけ)も見て見たいです。

フロントは Z8はショルダー部分にも 斜めの筋が入ってます。

タイヤを外す際にやたらサイドウォールが硬すぎて 機械では耳落としできなかったのですが(結局人海戦術)その辺は ハイグリップ系はあまり苦労した印象がないのでその辺の兼ね合いにも関係があるのか?


リヤはスーパーコルサとの違いがあまりハッキリとは分かりません。



因みに タイヤ単体にすると Z8のリヤなんかはかなりフニャフニャ押せますが スーパーコルサはかなり硬く この辺もタイヤの方向性違いでしょうね。

実際 Z8は 空気圧を高めにしていないと 実力が出ないどころか 走りづらいです。
Z8は tetsu851で履いてみてましたが最初 フロント 2.0、リヤ 2.25気圧で走ってみたところ なんとなく鈍くさい運動性能。ブレーキングからのターンインもキモチワルイのなんの。
ただの重いバイク乗っているよう。
で、試しに フロント 2.25、リヤ 2.6 気圧くらいにしたら 同じタイヤとは思えないくらい 全然良くなって 普通に攻める事もできるようになりました。

逆に スーパーコルサやパワーカップ系の空気圧は ある程度低め傾向(特にリヤは)でないと 性能もさることながら タイヤの摩耗度合も違ってくるようです。
ちゃんとメーカー指標タイヤ空気圧があり 冷感時に フロント 2.1、リヤ 1.9 気圧です。

ミシュランのパワーカップ2はリヤに関しては 更に低く 脅威の 1.5気圧とな!!
「マジですかぁ!?」って心の中で叫ぶ tetsuがいます(笑)。
だって 公道で乗るオフ車のオフタイヤ、全部 2.0キロで走る 自分なのですよ~。
それより低くしてしかもサーキット攻めろって.....汗汗のなにものでもないですよ。
でも 初代 スーパーコルサも リヤは 1.7にした方が タイヤの持ち事態
まぁ 今度 R600で筑波を走る機会が来るので その時に身をもって体感してきますよ(苦笑)。

でも ①②のミシュランは  ハイグリップ側タイヤでも 外した状態でも 結構フニャフニャ感があったので ここいら辺に各タイヤメーカーの技術差や考え方の違いがるのでしょうか。

それでもまだ進化するタイヤは凄いですね。