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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

スーパー林道中2018 三日目 後編

残るは 本目標の真昼岳林道。この時点で 午後2時。お昼を食べて最後の目標に。ここで ミヤ君とはお別れへと。林道では690乗るのがツラそうでしたが 舗装路はなんとか乗れるようで。それにお昼ご飯食べたら少し落ち着いたらしく 一見なんともなさそうなふるまいでした。すぐに高速乗れる位置でしたのでここから690でも それほど足に負担にはならないのが良かったですが。
お昼休憩中に朝 先に帰路についたO氏から 高速SAで車両のオイル量確認したところ オイルが少ないとの事。朝も本人には説明しておいたのですが、本来なら 色々な意味で下道で帰った方が良かったのですが高速使用で帰っていたので オイル入手の問題があります。SAで入手するしかないので 途中足し足し行くしかないですね。ある程度東京まで近くなったら 任意保険のレッカー技が良かったのですが、O氏は長年かけていた保険の内容をちゃんと見ていなかったため 今では普通に付帯する「レッカーサービス」がついてなかったというオチがこの時発覚。これは本人の対応不足なので結局どう帰るかは本人次第でした.... ま、結果 無事家まで辿り着けたのですがね......


別れ際にミヤ君が撮ってくれました。
悪いの~~、一緒に帰れないが、頑張って独りで帰るんだよ(苦笑)的な.....事は 微塵も思ってないtetsuの後ろ姿です。気持ちは真昼岳へです!(笑)



この後 ミヤくんは足の腫れを落ち着かせるために 温泉旅館に一泊して帰ったそうです。
なので東京戻ってきたのは 我々より一日遅かったっていう....それなら 途中の林道に寄ってくればよかったのに.....な~んて 足がそんな状態なので無理でしたね....


ということで、参加部員5人が3人になってしまった スーパー林道中。ここから5キロほどで 最後の真昼岳林道です。岩手県からまた秋田県に越境する林道で 日本海側に向かって行きますのでこの後の帰路の関係上 この林道往復してきます。片道 25キロほどなので約50キロとなります。ここはtetsuが林道駆け出しのころ(2001年頃)に林道師匠の魚雷隊長と 来たはいいが 諸事情により峠越えまでも行けなかった林道で なぜかずっとtetsuの中で引っかかって林道でした。数年来どうしても走破したかった林道だったのです。
本当は 魚雷隊長も引き連れてきたかったですがね.....

で、進入直前にS部長号にもトラブル発覚。テールランプ周りを装着してあるリヤフェンダーの取り付けボルトが3個中 2個が脱落しておりました。超 グラグラでした(汗)。そのまま行っていたら 間違いなく テールランプ吊り下げ粉砕の刑でしたよ~(怖)。ボルトは tetsuの手持ちのボルトで止めれましたが一か所はOKでしたがもう一か所が受けがどうかなっているようで無理にネジを入れるようになってしまう状態だったためこちらは無理せず、ステンレスワイヤリング固定&ここでも活躍の フジくん愛用のバンテージにてグルグル固定で。いや~これ毎回この手のトラブルにすぐにフジくんが出してくれて対応してもらえるので助かりますよ~(感謝)

バンテージも何気に丈夫で この時点でフジくんの固定したキャリアも全然OKでしたしね。

そして いざ突入。途中 方向が分からない分岐等もありながら 徐々に山を登って行きます。峠越えなのですが 一山超えるイメージと相まって 高度が上がって行くに連れて景観も変わっていく様がありありと分かる林道でした。路面は以前のイメージと同じく 基本的に大きな球石が多く 非常にコントロールが難しい箇所だらけで 決して楽しい林道とは言えなかったですが その分 走りごたえはありましたね。「山を越えてます!」というのが分かりやすい林道でしたね。

峠超えるところには そこそこの駐車スペースが。ココ見るとキレイな路面ですが途中路面が球石ゴロゴロなので ここまで来るのも相応の車両(ジムニー等のようなクロカン系)でないとスタックして登ってこれないと思うのですがね。この先が秋田県側です。


秋田県側の最後は直線ダートで終わります。そこでしばし休憩して なんの余韻もなく(笑) 岩手県側に戻ります。



秋田県側はなかなかスリリングで 高度を上げた辺りは そこそこの直線⇒ヘアピン⇒直線という連続となっていてその先が一応 石の防壁?があるのですが その先 即 崖へと。写真のような高さなのでオフ車は余裕で乗り越えます(苦笑)。 この辺りも球石多数なので 往路の際に下りでいい気になってぶっ飛ばした時には 止まり切れなくて結構怖かったですね。

そして真昼岳も岩手県側後半に差し掛かかったところで tetsu号に異変が!どこぞのコーナーのギャップに乗っかった直後に 「シュー~~~~~」っていう音がどこかからか聞こえてきます。「?パンク?いや もっと上の後ろから聞こえる」と思って停止してみました。降りかえってみたら 左後ろにくくりつけていた パーツクリーナーからでした。缶の側面に小さな穴が開いた模様でそこから噴き出している音でした。「ここまでありがとう!」と言いながら 缶を潰して 再度同じところに積んで帰ります。勿論処分は帰ってからですね。

この後 林道も終わる頃  最後の力でいい気になったペースで走っていたtetsuは左コーナーで大きくリヤアウトして「おぉ 最後に転倒か~?!」って思ったら 立てなおったのは良かったですが 向いた方向に 50cmくらいの大岩が(汗怖!) が間一髪それを回避して停止することが出来ました。後ろ走っていたS部長も ぶつかったと思ったようでした。最後の最後にヤラかさなくて本当に良かったですよ。(汗汗汗)

そして無事最終日程を終えて帰路に着きます。この時点で 午後 5時30分。かなり陽も陰っていました(何気に8月は日没は早くなってますので)。
高速乗る前に真昼岳前でも寄ったガススタにて空気入れていきます。

S部長はここから 福島寄ってそこで置いてあるトランポにバイク積んで そのまま新潟からフェリーで北海道ツーリングに行きます。長期休暇ならではの技でしょうが、流石 タフネス 部長でした笑)。
秋田自動車道の湯田から乗り 東北道で一路東京へ! 約600キロ帰ります。


結局ここから途中福島まで S部長と同行でしたが最終的東京までの帰路は、tetsuとフジくん二人での即日弾丸帰宅となりました。

て、言いながら 途中走るのに飽きて 1時間ほどSAでウダウダしてましたがね。東京着いたのは真夜中 2時。

で、後日談。

このSAでフジくんと会話している時に 左小指が痛かった話に。見て診ると その時点でかなり小指周辺(手の甲まで)腫れてました。本人的には走りに支障が出るほどではなかったのですが、後日病院行ったら 「小指折れてます」診断と....(汗) その指でよくぞ 最後の球石ゴロゴロの真昼岳林道を走破しました。フジくんの折れた小指は 結局 要手術となってしまったため 2018年締めの林道中は不参加となった 可哀そうな後日談でした。

ミヤ君はただの打撲。O氏の690は左エンジンカバー交換。tetsu号はブレーキペダル交換。S部長は北海道もあのままテーピングで行っての 帰ってきて本来のボルトで固定修理と 皆 今では現状復帰してます。勿論 フジくんもリハビリを経て完治しております。


↓ S部長ヘルメット

という2018年のスーパー林道中の模様でした。
毎日事件、全員にトラブルありましたが皆なんとか自力帰没できましたので 結果オーライですかな。

2泊以上あるとかなり余裕で行動できるはずですが、その分欲張ってしましますね(笑)。
久しぶりに東北 秋田方面まで足を延ばしましたが、やっぱりこっちの林道はどこも楽しいですね。
まだまだ探索するところはありますし!

さて 林道部の皆さん、2019年はどうしますかね?

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スーパー林道中2018 三日目 前編



で、前回のアップから間空きましたが、最終日3日目です。
事件がありすぎて前編、後編わけます(苦笑)

この日は最終目的地の 秋田県の真昼岳林道目指すため まだここから 200kmほど北上していきます。勿論 その間にも数個の林道を交えていきます。

朝出発の際 ホテルの駐車場で荷造りをしているときに トラブル発見。

O氏の690ENDUROの下に オイル痕のようなものが..... 手で触ってみると、やはりオイルです。

下からエンジン下部を覗き込んだらフレーム下部を覆っている樹脂ガード左下部に大きな傷がついてました。そのガードをつたってオイルが垂れている模様でした。ヒドク漏れている感じでもないので、ひとまず そばのガススタで燃料入れて すぐのコンビニでみて診ることに。



樹脂ガード外してみたら エンジン左下部がオイルまみれです。よく見ると 左エンジンカバー下部、丁度樹脂ガードの大きな傷の上にあたる部分に 数か所クラックが入っていました(汗)。本人は身に覚えがないと言っていましたが、どう考えても前日の後半の林道でヤラかしているはずです。かなりの大きな岩にヒットしていないとこうはならないでしょう。跳ね石ごときでは.....そうでなければ前日の走行中に既にオイルが漏れてきていたはずなので......


ここで初日にtetsuのブーツを修理するために買ったパーツクリーナーとペーパーウェスが役に立ちました。時間があれば近くのホームセンター(やはりコメリか)を探して応急修理できるもので直すところですが まだ本日の先の予定もあるのと この状態ならヒドイ漏れではないのでオイル量だけ気にしていれば走って帰れそうでしたので 出来る範囲の応急処置だけして、残念ながら O氏とはここでお別れとしました。まぁ 元々本人は翌日の仕事の事を考えて 最終日は最初の林道だけ走って 先に解散する予定だったのでそれほど変わらないのですが。



O氏と別れ 数キロ走ってこの日の一本目の林道へ。ここでの写真はないですが 後続 フジ氏DRZが一度転んだらしいのですが この転倒が帰路後の悲劇につながっていたとは......

その次の林道は地図には載ってませんでしたが 事前に地図を見ながらなんとなく「ここ林道じゃね?」って感じで入っていったのが正解でなかなか長い林道でしたね。途中 分岐がどちらの方向か分からなかったのですが、偶然そこに居合わせた地元のジムニーさんに正解方向を教えてもらい無駄足を踏まず助かりました。

この林道を出てからは 国道398号を北上、栗駒山をかすめて更に 国道342号で北上!この間 舗装路を約60キロ移動でしたが その間にあった信号 一つ。追いついた車が なんと 1台!っていう。しかも そこそこの中高速ワインディングの連続もありで超快適移動でした。ドカなどの大型バイクで走ったら楽しそうでしたね。

次の林道入る前に休憩。ここでは元気なミヤくん690ENDURO Rでしたが......

そして、3本目の林道は秋田県から岩手県の県境を越える 南本内林道へと。この林道が今回一番 路面の荒れ度合と合わせ 路面が川になっていた林道でしたね。適度に荒れていて緊張感もあり楽しかったですが ここでミヤくんに痛い事件が。



地図上では18kmほどある林道。進入当初は 少し岩がゴロゴロ系な感じでしたが数キロしないうちに荒れてきて 次第に川路面と化していきました。今回は道中の林道、濡れてないところはないくらい 随所に水が流れてましたね。途中では 通過路面を見極めないとハマッてしまいそうな部分もあり この間で後続とも離れていってしまいました。tetsuとS部長が先行してしまい 後半辺りに入った辺りで 後続を待つことに。 しかし 5分ほど待っていても一向に来る気配がしません。これはなにかありました。

ということで二人で狭い林道をUターン。としばらく戻っていくと 下ってくるミヤくんに遭遇。しばらくして フジくんも。話を聞くと、ミヤくんが大転倒して 右膝を強打したらしくしばらく動けなかったとのこと。なにやら脇の石に気が付かなくて 人間だけ前に飛ばされて、まんまと膝プロテクターの無い部分を打ったという....なんともツイてない......

↓その直後の写真& 赤矢印な石が要因かと.....




690の重さが負担になりそうだったので、ひとまず休めそうなところまで 一番楽そうな車両に ミヤくんを載せることに。tetsu号、フジ号はどちらも大きく 重いので必然的にS部長CRMということに。S部長に690を乗って行ってもらうことに。

途中の渓流の橋辺りから路面も安定してフラットになってきたので ここで休憩。ミヤくんは大分痛いようでしたが 心は折れてませんでしたね。とはいえ この先残りの行程を行くのもこの足では無理ですので ここで無念の離脱決定へと。 

ミヤくんには悪いですが、この渓流はキレイでしたね(笑)。


後編に続く

V125 ドライブプーリーナット緩み

初めてのお客様、走行 5万キロのアドレスV125さん。通勤途中に謎の金属音にて押してこられたものです。どうも エンジン左側駆動系からの音のようでした。左エンジンカバーを開けて即 異音の正体を確認。


ドライブプーリー外側に装着されている キックギアが カバー側にあるキックシャフトに連動するギアに接触していました。ここは 本来キックが戻っている際には接触してないのが正解なのですが....では、なぜか。


赤丸印部分のナットが手で緩むくらいに緩んでいました(汗)
この事により ドライブプーリーごと 外側に押しやられ エンジン回転時に接触して 金属音が発生していた模様。


カバー側にも接触傷がありますね。

クランクシャフト本体のプーリー取り付けネジ部も ナットが緩んだまま稼働させていた影響で少し痩せてしまってます。

しかし異音に気が付いた時点で止めて 押してきて正解でした。もう少し無理して走っていたらこの部分が終わっていたことでしょう。
ひとまず 緩んでいたナットは新品交換にて対応いたしました。これで緩んでくるようでしたら、残念ながらクランクシャフトがダメですね......
大概 規定トルクで締めていれば そうそう緩む場所ではありませんがね......この距離走っているので 少なくとも 一回はベルト交換しているはずなので その時になにかあったのか.......
これで引き続き走り続けられるといいですね。

フライホイール

以前撮った写真が出てきたのでアップします。tetsu等が林道使用で使っている KTM690系のLC4エンジンの左エンジンカバーを開けた図ですが、この写真の物が フライホイールと言われるもので 大抵のオートバイは同じような構図でクランクシャフトに直結して装着されております。
エンジンの回転する力に直結する部分で、所謂 「はずみくるま」のような役目はクランクウェイトで その回転維持力のアシストがフライホイールです。深い説明は長くなるので毎度ながらググってください(笑)。

写真撮った理由は、当該エンジンは 2009年の690NDUROの物で 排気量は厳密には 650cc。勿論 LC4エンジンなので単気筒ですが この排気量にてこの薄っぺらいフライホイールってところが KTMらしさを感じました。外径大きいですが 薄いですね。中も穴あけにて肉抜き目当てなのか。

どういうことかと言うと、通常 この部分を軽量していくのは 「ピックアップ」重視です。特にロードレーサーなんかは 超小さいのになっていきます。ただし あまり軽すぎると アイドリング不安定になりますが ロードレーサーなんてアイドリングいらないので 関係ないようですね。昔ロードレースで使用していた ホンダのRS125やRS250は インナーローター式(コイルの内側を回るタイプ)。でしたしね。690ENDUROは基本的 オフ車スタンスですし 排気量的には国産車なら普通は ピックアップ重視より 低回転の粘り重視となる方向です。アイドリングで粘ってくれる方が オフでは楽ですからね。なので この手のエンジンの低回転の粘りを出すのは、このフライホイールを重くしていく方向性になります。
しかし、KTMは その逆行ってます。「Ready To Race」とうたっているのがうなずけます。
実際 tetsuが初めて 自分の690ENDURO Rに載った際も、650cc単気筒のクセに低回転スカスカでその分 気持ちよく回るエンジンに惚れましたのでね(笑)。昔乗ったことある XR650とは 対照的な印象でした。XRはXRで良いのですが、当時 2スト好きなtetsu的にはあの過度な怒涛トルクが好きになれませんでした.....
あ、余談ですが 国産モトクロッサーをエンデューロに使用するライダーでは、このフライホイールをわざと重くする改造もするのです。要はどこを使いたいかの好みですがね。
という雑談でした。

TMAX500 リヤブレーキパッド交換

ご近所様の初期型TMAXさん。以前に車検でお世話させていただきました車両ですが、オイル交換依頼をされた際に車両押し引きの際に 後輪よりの異音にtetsuが気が付き 指摘。お客様は気が付いておりませんでしたが どうもブレーキパッドがなさげな音で(汗)
見てみたら 案の定 パッド 「ゼロ」状態でした(怖)

新品パッド入荷後交換しましたが外したパッドは「マイナス」でした。ブレーキロータ―にダメージがありましたが それほど深刻なものでもなかったのとオーナー様の予算もありましたので今回はスルーで。

当該車両ノーマルマフラーですし オーナー様も異音には気が付いたはずですが.... こういうのも定期点検の必要性を感じますね.....