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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

2年振りの8耐へ

今週末はオフの『8耐』『第36回パワーエンデューロ8H』に 伊東二輪林道部 レギュラーメンバー共々 参戦してきます。
tetsuがエンデューロレースを本格的にやるハメになった 主因レースです。
それもこれも K主任のおかげですが(笑)。
今回も tetsuの ハスク FE号。ライダー tetsu・Sin・K主任 でのいつもの3人で組みます。
昨年 この3人で参戦予定でしたが中止となったので 今年の開催には皆 気合も入っております。
もう一組は全員 久しぶりのレース&初タッグの S部長・ヨシケン・渡 組み。
2チーム 6人出走です。


そんな自分のFEのレース用意を今週始め頃からお店終わったあとや開店前に作業していたわけでして。
基本的整備からタイヤ交換、オイル交換としてきてサイドカウルも新調に。

実は昨年の8耐前に割れ等でボロくなったシュラウドカバー左右をキレイにすべく その部分だけの部品、デカールは入手しておりました。しかし昨年は8耐が中止になったこともあり カウルもそのまま補修して使用延長しておりました。


やはり今回を機におめかししておかないと「いつ使うんだ!」ってなりそうだったので(笑)。
それにデカールの接着剤も劣化していって粘着力自体落ちてしまいますからね。

ということで 新調しても 今までと同じデカールなので 見栄えもキレイになっただけとも(笑)。
因みにフロント周りは主任の300XCWよりごっそり移植しているので一部オレンジ色が入っておりますがこれがまたアクセントでカッコイイです。


でもって シートカウル部分のデカールも貼り換えたので 全体的にリフレッシュされた感があって やはり気持ちいいですね!
今回は 各部のセッティングも今までより大きく変更したこともあり それが吉になってくれることを期待!(3人試走のインプレは別のバイクになった感じとも.....)
これで準備万端 、今回も 最後まで宜しくたのんだぜ! FEくん!!

ということで週末 18日・19日はレースの為 休業します!すみません!!

セルモータ 内部破損.....

ホンダ FORZA Siさん 2年ほど前に スタータリレー絡みの修理した車両です。
前回も「ツイていない」案件でしたが それは結果的にホンダのリコールがかかった部分でしたので しょうがなかったということですが。
今回も久しぶりの相談でしたが 最近セル始動時にセルが弱くて始動困難な事があるとのこと。で、ご来店時に見てみると 一見 バッテリーが弱っての始動不良の感じ。でも エンジン始動可の時はなにごともなく始動出来る感じ?
前回の修理時にバッテリーは謎の中華製をオーナー様が積み替えておりましたものが継続使用中。この時点でバッテリーが第一疑いの目となるのは必須。

お預かりにてまずはバッテリーをテスト用に換装。しか~~し!それでも変化ありません。
??と考えつつも別バッテリーにてセルモータ直結してみますと回ろうとしますがやはり弱い模様???
当該車両 2015年式の新車より実走 5000km車。普通に考えると セルモータ等が逝ってしまうには考えが及びません。とは言っても それ以外では現状 スタータワンウェイギアがおかしいかどちらかしか考えられません。
ベルトカバー外して クランクを直回ししてみましたが ここでは全く問題なく回せますので エンジン本体側に原因はなさそうです。エンジン始動出来たときはエンジン音も普通でしたし。

ここからは不明なので セルモータを単体で外してみることに。とはいえそこまで行くのも一苦労なのがビッグスクーター系です。特に近年物のホンダさんスクーターは兎に角カウル類を留めているネジがない! ほぼ嵌め込みにて外観形成されてますがこれまた部品は全部 ABS樹脂。簡単に言うとプラスチックの強化版みたいな感じですがそうは言っても無理な力では割れるし折れます。
メーカーはバラす側のこと考えていないと いつも思います。
正直 この手の外装バラしで破損せずにバラせるのは 新車のときくらいかも(マジ)。
しかもカウルの嵌まり込んでいる方向や場所が初見で解るはずもないのに....です!(怒)
話を元にもどしまして長年の経験を武器になんとか上記難題をかいくぐり セルモータ単体を取り外し。(大分ここまでで集中力ポイント低下です っていうかここまでの作業でモチベーションが上がる人はいるのだろうか......)
モーター芯部を手で回転方向に回す分には普通ですが 逆に回すとどうも違和感が。
この状態で再度 バッテリー直だと結構なトルク感でやはり回りますね.....
FORZA Siの 正常なセルモータの回りかたを知る由もないので 益々 分かりませんが やはり直感の「違和感」に照準を合わせて セルモータ全交換の様相でしょう。
約3万しますので安い部品ではないですが ブラシ等だけの問題ではなさそうな第六感にてセルモータ全交換へ決定。

それと同時に意を決して セルモータを分解してみました(何気に タイプにより元に戻すこと自体が大変な事が多いのでtetsuはおいそれとバラしません)。

そして 意外な部分が破損していたという驚きの結末に。

モーター内 外縁部に本来接着不動にされているはずの磁石が全て剥がれてました。
上の写真の下の方の四角の板状の物が一部のそれです。
外縁部に残っている物も一部は亀裂、破損していました。

こんなになっているセルモータは正直 32年来のバイク屋人生で初めて見ます。
よく回っていたものです。まぁ原理的には回りますが.....
そういう問題ではなくて!
2015年にもなった現在の技術でもこんな事があるんですね。
Hさん製なのに.....と思うのは tetsuだけではないでしょうが。
あ、コストや構造方向性を決めているのはH二輪ジャパンさんでしょうが製作はモータ制作会社ですので どちらに原因があるにしろ 「そりゃ~ないぜ セニョリータ!(泣)」って俺なら泣きたくなりますよ。
正直 驚きましたと共に オーナー様はついてなかったとしか言いようがありません。
ということでセルモ―タ交換にて始動不良から無事解放されました。
修理引き取り時のセルの始動音の違いに驚きの顔にて二度始動し直していたのには笑わせてもらいました(失礼)。

エアクリーナ バラバラ事件

常連様 ホンダ リード100さん 走行 約5万キロ車。2万5千キロ時にtetsuがエンジンフルOHした車両です。最近 走行中にある日を境に エンジン始動時と加速時に不調が出たとのことでの原因探求依頼。

アイドリングや走ること自体はあまり影響がないようなので吸気系統に難ありなのか.....

で、エアクリーナカバー外して「ハイ!これですね~」って感じでほぼ原因発覚。


たまにアルアルの 湿式エアクリーナエレメントのバラバラ事件でした。

正確には 「穴あき」ですが。二回に渡ってエレメントが崩壊してエンジンに吸われて行った模様。

で、その先はどうなっているかというと キャブレターの吸い込み口ですよね。

運が悪いとこの部分にバラバラになりきれなかったエレメントが残留して空気の吸い込みを遮断したり運よくここを通過しても2スト特有のリードバルブ部分に挟まって 今度は一次圧縮不良にてどちらもまともにエンジンが始動できなくなりますが今回はこの辺りを全て通り抜けて 大物は燃焼してしまった模様。

で、細かい破片が悪さするわけでして、それがこの拡大図。

キャブの吸い込み口周辺にある チョークバイパスやスロー系エアバイパスの通路を塞いでいる様子。全部塞がっていると それはそれで絶不調になるのですが適度に流路が確保されていると今回のような「微妙に調子悪し」ってなります。
ま、今回のように古い2ストなどはこればかしが不調の原因ではない場合も多々ありますが.....
今回は キャブレター清掃&エアクリーナエレメント新調、ついでにプラグ交換にて調子も戻ったのでヨシヨシでした。

アドレスV125 フロントフォークオイル漏れ

何気にV125ネタは定期的に来ます。なんせ伊東二輪 最大派閥なので(笑)。
最近 当店販売したV125の方々(結構多いのです)のうち フォークシール抜け修理がたまに来るようになりましたね。経年もありますが 仕様頻度等にもよりますがいずれ抜けますし 内部オイルも劣化しますからね。
今回のは比較的 年式新しい V125Sさん。距離も1万キロ越えたくらいですが 両側から漏ってきてしまってました。


歴代V125シリーズは フォークシール交換するのに 写真のようにステムごと抜かなければいけません。
外さなくても悪戦苦闘すればとれなくもないですが おそらく入れるのが大変ですのでそんなことするなら 全体の作業効率考えても tetsuはステム抜きますよ。
しかしここまでなると問題なくてもステムベアリングも交換したくなりますね(苦笑)。

フォークに一部点サビがあり、これが原因で短距離でもオイルが漏れてしまいましたね。まだ修正範囲だったので点錆修正して通常シール交換で修理完了でした。