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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

と思っていたら...日替わりV100 その⑧、⑨

DUCATI祭りになると思いきや、まだまだ続きました......アドレスV100。
いかにトラスト時代に取り扱ってきた車両が現存して走っているかということですな。

その⑧
写真撮ってませんが、常連さんで先週 停車中に後ろから車に追突された修理でした。示談がすんなりいきましたので作業も早かったです。ひどく破損もしていなかったので必要部品のみで修理完了、本日納車しました。

その⑨

本日来店した伊東二輪最長走行車両です。現在 11万8千キロです。フロントからシャリシャリ音がするということで、本人はフロントブレーキパッドの摩耗と断定していました。で、キャリパを外してみてみると......まだ半分ほど残っています。と、おもむろにホイールをねじり方向に動かしてみると、ほんの少しガタがあります。「ホイールベアリング逝ってね?」と思い、フロントホイールを外してみました。結果、片側は中度破損まで行っていました。もう片側は初期段階でしたが。そのまま知らずに走っていたらいずれベアリング大破でした。最悪転倒しますよ....

写真②がそのガタがあるベアリング。黄色い丸印の部分がベアリングで言うインナーレース側となります。この中部分が空転するようにできています。写真③でそのインナー部分を細いドライバーで意図的に下側にかしげてみています。
 
インナーレースの上部と下部でその隙間の間隔が違うのが解ります。この隙間分 ベアリング内が摩耗しているということです。
手で解るほどのガタでしたので 要交換ですね。
火曜日まで部品待ちの為、伊東二輪手持ちの貸出しホイールを入れ替えでお客様の車両に装着してあげて、ひとまず乗っていてもらうことで。

どこで途切れるか.....V100祭り。
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前後タイヤ交換


スぺイシー100さんの前後タイヤ交換です。
常連様。昨年、路上で滑って転んでしまいました。その際、「滑らないタイヤに交換して欲しいだけど!」と言われましたが.......
このような状態では滑りますよ......

ということで新品タイヤ、ダンロップのD307で。
ついでにフロントタイヤは2007年の新車時よりのタイヤのままだったのでこちらは経年劣化もあり今回同時交換ということで。
今回の方はまだスリップマークギリの人でしたが、スクーターの方々は80%の方々が タイヤの溝を使いきってから交換にやってくる.....もしくは別の修理で来店⇒tetsuにタイヤの減りを指摘される⇒丸坊主って図式がほとんどですので(汗)これらに比べれば優等生ですよ。
皆さまも消耗部品の交換は余裕をもって行いましょう。
残り状態に不安な方もお気軽に伊東二輪までご来店ください。点検、チェックして良否判定させていただきます。

警笛

ホーンを日本語にすると「警笛」ですね。
山道や林道走っているとブラインドコーナーなんかで「警笛鳴らせ」の看板出てきますが、通常街中走行では意味もなく鳴らしちゃぁいけないんですよね。特に歩行者に鳴らすと、反則金とられるそうです。
しかしいざ必要な時に鳴らないのも困りますよね......
ホーンって比較的鳴らす人と、全く鳴らさない人に分かれると思います。
というのは、比較的たま~にでも鳴らす人はホーンが鳴らなくなるってことはあまりないのですが、全く鳴らさない人の場合、何の気ナシ 思い出した時にふとホーンを鳴らそうと思うと 「鳴りません」ってパターンが多いです。車検のある車両は車検都度 整備で診ますのでいいのですが、250cc以下、特に原付は鳴らなくなってしまうのが多々ですね。ホーンのスイッチで接点不良になっているのもあれば、ホーン本体不良となっているパターンも多いです。でもこういったパターンは結構修正で鳴るように復活できます。ホーンスイッチの接点の場合はホルダーをバラしてスイッチの接点を磨いてあげればほぼ復活します。
またホーン本体側に問題ある場合は 大抵 ホーンの裏側にある 調整ネジを回すことで 鳴るようになります。しかしホーン本体が壊れているなんてこともありますのでその場合は交換ですね。
 

たまたま今日 納車整備していた 走行5000kmのホンダTodayくんがまさしく ホーン鳴らなかったのですが、ホーン本体の調整ネジ(赤丸部分)調整で復活しました。
たまに 周りの迷惑にならない程度に ホーンも鳴らしておくといいですよ。って どこで迷惑にならないように?(苦笑)

雪は嫌いだ......


やっぱり降りやがりましたね....雪!
tetsuは大嫌いです。  雪!
個人的に一生見なくても触らなくてもいいです。
あ、雪遊びが好きな方には間違いないように.....
tetsuは 否定しているわけではありません。あくまで個人的見解ですのでお許しを....
伊東二輪周辺も思ったより雪が積もってまして、午後の日が差してくるまでも 表にバイク出せなかったですからね~。店内てんやわんやですわ(泣)
もうこんな日は早終いです!
あ~、明日は明日で 路面凍結しているんだろうな~
ハイエースの車検行かなきゃなのに.......
お願いです。もう降らないでください!

V100祭り⇒DUCATI祭りの予感......

只今 修理で999、748R、(これは部品待ちですが部品が揃ったら戦闘開始となるのです)暇を見つつ そろそろ仕上げますかと売約済みの900SSのエンジン開けて.....と 作業できる時間が増えると思いきや.....
先週予定外に 不調の常連 N田さんの97 900SSを入院預かりして診ていました。どうもキャブに異変が起こっているようで 排気音からしても燃調が濃そうです。スロットルスナッピングしても「ボワ~ン」て感じでやはり濃い感じです。キャブセットが好調なSSだともう少し、「ばーん!」って感じに吹け上がります。4万キロ越えてきた車両です。昨年も一台、やはり4万4千キロの900SSのプラグがよくカブるという症例もやはりキャブレターのチョーク部分に問題がありそれ以外にも不具合が発覚、修理兼 セッティングし直しで 好調に戻った経緯があります。
今回の車両もプラグを見るとやはり燃調が濃いですね。やはりキャブに問題がありそうです。
この頃のドカのキャブ車はプラグのカブりの原因になる要因が、大きく 「点火系」と「吸気系」に分かれます。どちらも色々なパターンで、どちらともとれる症状となるのでその見極めが難しいこともあります。なので事象検証をしっかりしないと無駄骨、遠回りなんてことにもなります。
長年の経験にてキャブレター側に問題ありと認識、まずはバラしてみます。

怪しんだチョークプランジャーの経年による劣化による燃料リークはなさそうでした。その代わり、スロットルバルブの不良を発見。これは要交換でした。
この部品、簡単に言うと エンジン稼働時にスロットルの開け閉めに連動して上下することで エンジンに送られる燃料と空気の量を調整する要の部分です。その上層部にゴム素材でできた部分があります。この部分に一部劣化がありました。

黄色四角印の部分がそうです。縦に筋が入っているのが分かりますが、この部分 一部は光に透かすと 小さな穴が開いている箇所があります。通常この部分に穴等は開いてはいけません。しかし経年の使用にてこの部分のバキュームのゴムが硬化してきて このように縦筋がついてきてしまいます。
こうなるとその筋に沿って 切れてしまうのがどのようなバキュームピストン型のキャブでも起こります。大きく切れると スロットルをひねってもエンジン回転があげられなくなります。今回の場合本当に小さな穴でしたので不安定ながらエンジンの回転数はあげられます。ただしレスポンスも悪くなります。まぁ このままにしておくのはいけませんので今回キャブレター診たのは良かったことでした。
話はそれましたが 燃調が濃いのはこのスロットルバルブとは別で、キャブレターの構成パーツ内のOリング劣化による燃料のリークにより 燃調が濃くなってしまった模様でした。
納車時 8000kmでこのときキャブはフルオーバーホールにて納車しています。そこから6年で30000km走りましたので一部劣化もしてきますね。
要所交換して再度 キャブレターのバランス同調診て、プラグの焼けもよくなりました。
キャブバラす前がこちら。


フロント側はまだ爆発できていますが、リヤ側は醜いですね....死ぬ寸前です。
あえて そのまま掃除もせず同じプラグでキャブ作業、同調後がこちら。
 

確実に燃調が戻り 爆発できていますね。
どちらも 放置アイドリング状態のものです。
始動後の安定もよくなって、また元気に今日引き取りされました。

と言っているうち 入れ替わりで 同じく 93 900SSの車検預かりが入庫で~す.....
こちらはこちらで作業依頼内容が 多いんですよね~......
って言ってたら、ベイリスにファンスイッチ付けてくれっていう人はいるし.....
2月に入ったら ベン号が車検でtetsuが引き上げに行かなきゃいけないし.....

と言いつつ、本日 アドレスV100の事故見積もり預かりも入庫しました.....

あ~~~~~~~V100屋でもないし、ドカ屋でもないんですけど(笑)。

伊東二輪は「街の二輪車屋」です!