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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

996 水漏れ

西さん996さん 水漏れ疑惑によるお立ちよりにてそのまま収監 修理となった案件です。
ご来店時に既に ウォータータンク割れ 確定でしたので....
左のエアダクト表面に 細かい水滴の跡がついてます。


ダクト外した図。黄色丸印がウォータータンクです。


当ブログでも数回掲載していますが 916,996、998、748系のこの部分は 使い方によって使用可能持続期間は変わりますが 正直「定期消耗品」としての認識部分です。
なんたって ラジエターキャップが装着されています部分が「樹脂」なので。
なので むやみやたらに水温を上げたまま走行が多い人ほど 早く破損するのも事実です。¥
どのようなと言うと....
①渋滞にハマりながらノロノロ走る
②暑い日なのに低速多用で走る(外気温30度以上では既に危険)
が 主な要因です。特に 996より上のグレード車のエンジン発熱量では冷却ファンが回っても 基本的に水温は下がりませんので それも一番の要因となります。
998はファン二個になりますが、それでも変わりませんので要注意なんです。
水温上がる→内圧上がる→一番弱いところからリーク の図式なので。
ラジエターキャップもそれを考え 0.9kgと通常より弱めの圧力なのですが それでも割れますね。
tetsu996Rは二個あるファンのうち一つを自分で回せるよう 「強制ファン式」に改造しております。ただし 水温95度以前で回さないと 意味はないです。また 自分で管理できないとバッテリー上げる原因にもなります。また 長そうな信号待ちはエンジン止めます(これも効果あります)。これもバッテリーに余力があることが前提ですが......
因みに tetsu996R号はこれらの注意を払いながら 新車より16年 ウォータータンクは持ちました(持たせましたとも言う?)


本題に戻りまして、外した タンクと新品。上が外した物ですが、毎度お約束の 真ん中の整形継ぎ目のどこかかから漏れてます。

ついでに経年交換してないであろう ラジエターキャップも交換しておきます。こちらも樹脂製です。

今だに キャップ表面に カジバの「象さんマーク」が残っているのがいいですね。
916が製作された時代はカジバ傘下だったからですが今だ型が一緒ってことですか。

交換完了して無事納まりました。今後も 極力 水温上げない走りで(難しいですが...苦笑)楽しんでください。夏は乗らずに封印しましょうね!(tetsuは7月~9月は996Rは走りません)
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