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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

プラグのギャップ

先日エンジン不調という案件でお預かりした ホンダ エイプ100さん。

一年半ほど 放置していたのを久しぶりに始動させてから 低回転時が安定しないことで悩まされていると。

見て見ると 始動性はそれほど悪くないですが アイドリングがおぼつかないのと低回転からの吹け上りもおかしいですね。

オーナー本人が 放置から復帰時に プラグとエアクリーナは新品交換したとのこと。

 放置歴からもキャブレターの汚れ等はまずは疑いますので まずはキャブレターは清掃となります。

キャブのガスケット類が新品来て キャブレター開けましたが 汚れてはいましたが放置歴での汚れというほどではない感じ。放置特有のガソリン劣化跡もなかったですね。
一応 ジェット類は全て外して 清掃、エアブローにて組み込み。

再度エンジン始動させてみると バラす前よりはマシな程度であまり状況が変わらない感じ。

感覚的に低回転でカブっている感じ。
この時にプラグの焼け具合を見て見ようと 外した時に発覚しました.....


プラグギャップがほぼないことに(汗汗)

よく点火できてましたよ......

オーナーさん新品に交換したって言ってましたが確かに新品から間もないプラグの様相でしたが まさかの先端ギャップがほぼないとは.....

おそらくオーナーさんが新品プラグを装着時に一度落とされたのではないかと推測します。
その時に運悪く ギャップが潰れてしまったのでしょう。

当該プラグのギャップを正規な幅に戻して再装着始動させてみましたが 不正爆発を繰り替えしたことで碍子が真っ黒になっていて燃焼を上手く出来ない模様だったので 新品に再度交換。

無事 アイドリングも安定、低回転の吹けも戻りました。

プラグの電極ギャップ、狭すぎも開きすぎもよくないですがどちらかというと開きすぎの方が普通には点火できるでしょう。
今回先端が潰れ切ってなかったのが 原因を分かりづらくする要因でした。
隙間ゼロなら点火できなく始動不能になるのでもう少し早く原因解ったでしょうね。

お客さんが触った箇所でも tetsuの手を出してないところは 疑う事は昔から鉄則なんですというのを思い出した一例でした。
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